関連ブログ記事・・・2024/10/29付「三菱電機伊丹製作所内を貫く幹線道路、完成間近の様子(前)」
上記ブログ記事で書いた園田西武庫線の未開通区間(藻川工区と御園工区)のうち、今回は東側の藻川工区について取り上げます。
両方の未開通区間が開通して初めて「国道2号、国道43号等の東西主要幹線道路を補完し、大阪府と接続する尼崎市北部市街地における東西幹線道路」として機能するわけですが、藻川工区(その名の通り藻川を渡る橋がメイン)は延長僅か564mにもかかわらず、事業期間は「平成22年度~令和8年度」と15年以上にも及び、三菱電機伊丹製作所を貫く御園工区よりもさらに1年遅くなっています。
もちろん、事業開始時点ではこんなに長くかかることは想定していませんでした。
兵庫県のサイトで公開されている2009年度時点の新規事業評価調書によれば、完成予定年度は2016年度となっていました。この時点で藻川の西側には既に中央部に藻川の橋につながるスロープの用地が確保された道路があり、東側には中央部にスロープを作る幅が確保可能な道路がありました。
しかし・・・
10年後の2019年度時点の継続事業評価調書によれば、用地補償費は当初見込みの13億円から2億円にまで削減できたものの、完成予定年度は7年も延びて2023年度となっています。その削減の理由は実は「用地買収の難航」がきっかけでした! 当初は藻川の東側の堤防沿いの住宅地も買収対象になっていましたが、スロープ部分の計画変更によりこれら住宅を回避することとし、この部分の買収費と想定していた11億円が浮きました。ただ、西側交差点部への右折レーン設置やボーリング調査の結果による杭長の増加等により工事費は11億円増額となり、総事業費は33億円で変わりません。
一方、該当区間以外はこの時点で順調に工事が進んでおり、「西側アプローチ部の橋梁上部工工事に着手し2019年度に完成する見込み」「藻川を渡る橋梁は2018年度より上部工工事に着手し、2020年度に完成見込み」となっていました。
ただ、実際には2024年が押し迫っても東側のスロープ部分は未だ完成していません。一方、藻川を渡る橋梁については2021年時点で既に完成しており、付近住民の便を図って2023/3/31付で南側の歩道部分のみ暫定供用を開始しています。
https://www.komei.or.jp/km/amagasaki-nakao-kenichi/2023/03/18/
http://morikyoukai.sblo.jp/article/190247543.html
ということで、2024/12/半ばに西側から現地の様子を見てきました。
「600m先行止り」でなくなるのはいつの日でしょう?
工事中のスロープが見えてきました。
スロープ本体部分の舗装工事が進んでいます。境界部分は未舗装です。
舗装工事の工事期間は「2024/10/1~2025/2/28」となっています。
藻川の堤防上から、西側スロープを望む。
東側スロープができていない以上、藻川橋梁に車を通すことはできません。南側歩道以外虚しく封鎖された状態はまだ先そうです。
(つづく)