北陸信越運輸局管内のタクシーの営業区域一覧が記載されている資料はこちら
続いて、富山県の営業区域を紹介します。
富山交通圏は、2023年現在では富山市の全域からなります。
ですが、現在の富山市は、2005年4月1日にもともとの富山市と上新川郡の2町(大沢野町・大山町)および婦負郡の4町村(八尾町・婦中町・山田村・細入村)が合併して成立したもので、これに伴い上新川郡と婦負郡は全自治体が富山市の一部となったため消滅しました。あるいは、もともと「富山市・上新川郡・婦負郡」で1つの交通圏を形成しており、それ故に結果的にこのような美しい?形態になったのかもしれませんけど。
高岡・氷見交通圏は、2023年現在では以下の区域からなります。
(1) 高岡市A(平成の大合併の前からの高岡市域)
(2) 氷見市
(3) 射水市 ※平成の大合併で新湊市と射水郡の4町村(小杉町・大門町・大島町・下村)が合併して成立
高岡市のうち旧西礪波郡福岡町域は、「高岡市B」として独立した営業区域となっています。
にいかわ交通圏は、2023年現在では以下の区域からなります。
(1) 黒部市A(平成の大合併の前からの黒部市域)
(2) 黒部市B(黒部市のうち旧下新川郡宇奈月町の区域)
(3) 下新川郡 ※入善町と朝日町が所属
(4) 魚津市
(5) 滑川市
富山市以東の大半を占める広域の交通圏であり、名称にひらがなを採用しているところからすると比較的最近に複数の営業区域の統合により成立したのかもしれませんが、「公示第12号 一般乗用旅客自動車運送事業(1人1車制個人タクシーを除く。)の許可申請に対する審査基準について(2014年3月11日改訂版)」でも「にいかわ交通圏」になっています。
富山市以東で上記営業区域に含まれない中新川郡の3町村(立山町・上市町・舟橋村)は、「中新川郡」という営業区域を構成しています。
一方、富山県西部のうち「小矢部市」は単独の営業区域です。砺波市については、平成の大合併の前からの砺波市域が「砺波市A」、旧東礪波郡庄川町の区域は南砺市と同じ営業区域となっています。南砺市は東礪波郡のうち庄川町以外の7町村(城端町・平村・上平村・利賀村・井波町・井口村・福野町)が西礪波郡福光町と合併して成立しましたが、東北地方や新潟県あたりと異なり、元の所属郡が異なる福光町もひっくるめて単一の営業区域に含まれています。