全国交通ニュースブログ

ヤサカバスでPiTaPaなど全国相互利用対象ICカードが使える日は果たして近いのか?

 

関西を中心とする鉄道・バス事業者で組織される「スルッとKANSAI協議会」は、もともと共通の磁気乗車カードシステム「スルッとKANSAI」の導入をきっかけに結成され、後にポストペイの交通系ICカードシステム「PiTaPa」の導入、企画乗車券の発売、交通需要喚起のための共同PRやイベントの開催、鉄道関連の資材の共同購入などに活動が広がりました。

そのイベントの中でも特に規模の大きい「スルッとKANSAIバスまつり」が、2024/6/9に京都市の梅小路公園で開催される旨発表がありました。5年ぶりの入場制限なしでの開催です。

https://www.surutto.com/newsrelease/release/s240423.pdf

(2020年はコロナ禍のため中止、2021年はいったん開催を発表したものの中止=2021/8/18付ブログ記事参照、2022年と2023年は事前応募制での開催)

さて、私が注目したのは、参加事業者の中に「ヤサカバス(2024 年4月加盟)」とあることですね・・・ 確かに、協議会加盟交通機関一覧にも掲載されています。

2024/4/4付ブログ記事「ヤサカバスの洛西地域路線も2024/6/1に値上げ=京阪京都交通に同調」で書いたとおり、京都市の洛西ニュータウンを中心とした地域では京阪京都交通・京都市バス・ヤサカバスが路線バスを主に運行していますが、ヤサカバスのみICカードに対応しておらず現金オンリーです。バス事業者の場合、「まずスルッとKANSAI協議会に加盟し、しばらくしてからPiTaPaのシステムを導入する」という例が少なからずあり(西日本JRバス・淡路交通・本四海峡バス・三重交通グループなどはそうでした)、ヤサカバスもそれほど遠くない将来にPiTaPa導入の期待が持てそうですね。

ちなみに、スルッとKANSAI協議会加盟の全ての事業者でPiTaPaが使えるわけではありません。比叡山坂本ケーブル(京阪グループ)がその唯一の使えない事業者で、他の交通系ICカードにも対応していません。磁気時代のスルッとKANSAI対応カードには対応していましたが、費用対効果の面からか唯一PiTaPaには移行しませんでした。

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