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JR石山駅北口に大型マンション、JR九州も参画

JR九州は株式上場以降本業であった鉄道事業の超合理化(一部の豪華列車を除く)を進めているのは周知のとおりですが、収益の見込める不動産事業には全力投球しています。

https://www.jrkyushu.co.jp/house/

分譲マンションについては、九州内だけではなく首都圏や関西圏でも売主となっています(他社との共同を含む)。

https://www.jrkyushu.co.jp/mjr/index.html#ancr_sale

さて、先日滋賀県のJR石山駅(大津市内でもっとも乗降客数の多い駅です)を利用しました。

北口には長らく大きな工場(新日本電気→関西日本電気→ルネサスエレクトロニクス)がありましたが2018年に閉鎖の方針が決定され、2021/8/31付で操業終了となり、跡地は大阪のアーク不動産に譲渡されました。各種メディアの記事やネット情報では同社が1000戸を超える大型マンションを開発・分譲し2025年7月に完成予定とあり、このブログ記事を書いている時点でも同社の公式サイトに掲載されていますが、実際にマンションを手掛けるのは同社ではありませんでした・・・

現地の広大な敷地は未だ整地中のステータスで、2025年7月にマンションが完成することはまず有り得ません。

工事柵には華やかなイラストが描かれ、「マンション建設予定地」の文字が躍っていますが、その文字の下を見ると・・・

事業主として「京阪電鉄不動産」「東レ建設」「九州旅客鉄道」「大阪ガス都市開発」の4社の社名が並んでいます。「Gensler」はアメリカ合衆国最大の建築設計事務所です。

石山駅の南側には京阪石山坂本線が通っており、西側には東レの大型事業所(かつてのルネサスよりもさらに大規模)があるので前2つは順当ですが、ここでJR九州の社名を見るとは思いませんでした・・・

デベロッパー変更について唯一触れている専門サイト「建設ニュース」の記事によれば、戸数は当初より若干減って982戸となっており、「2025年11月末の着工、28年3月末の竣工を予定している」とのこと。ちなみに現地に掲示されている「建築計画のお知らせ」でも、戸数は3棟合わせて982戸になっていました。

https://www.constnews.com/?p=139497

このあたりの経緯は全く不明ですが、長らく工場がデーンと構えるだけだった(2020/10時点のストリートビュー参照)石山駅北口がどのように生まれ変わるか楽しみですね・・・

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