2024/3/12付ブログ記事「広島市内のバス、広電グループとそれ以外のPASPY後継対応の差について」の続報です。
広電グループのMOBIRY DAYSのサービス開始日発表と同時に、広島市内を走る広電グループ以外の主要バス事業者(広島交通、広島バス、中国JRバス)のPASPY後継対応が正式に発表されました。
「PASPYと同じように使えるフルスペック型のバス用ICOCAシステムの導入」で、サービス開始日はPASPYの完全サービス終了の翌日の2025/3/30です。
https://www.hiroko-group.co.jp/kotsu/pdf/icoca.pdf
https://www.hirobus.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/07/62515e694c089fdcaa3e56b66934aad6.pdf
https://www.chugoku-jrbus.co.jp/news/pdf/20240705ICOCA_introduction.pdf
https://www.westjr.co.jp/press/article/items/240705_00_press_icoca_bus.pdf
各社とも現在PASPYが使える全路線がICOCA対応になるほか、広島交通に関しては「新たに一部高速路線バスへの導入も共同運行各社と検討しております」とあります。
一方、MOBIRY DAYSに関しては、リリース文の末尾に「2024年度から順次、広島市の補助により設置・導入に向けた準備を開始致します。稼働時期や対象路線を含むサービスの詳細等につきましては、別途ご案内申し上げます」とあり、2025/3/30時点では導入が間に合わない路線が一部出てくる可能性もありますね。
ちなみに、広島交通が運行する高速バスはいずれも広島市と広島県東部を結ぶ路線で(県外路線はグループの広交観光が担当)、
https://www.hiroko-group.co.jp/kotsu/kousoku/kousoku-top.htm
各路線の共同運行会社は、
・リードライナー(広島~府中)=中国バス
・ピースライナー(広島~世羅・上下・甲奴)=中国バス
・フラワーライナー(広島~尾道・因島)=本四バス開発と因の島バスと中国バス
となっています。現在PASPY導入事業者である中国バスと鞆鉄道(トモテツバス)はPASPY廃止後の対応を未だ公表していません。一方、フラワーライナーに関しては、因の島バスがICカード全面非対応なので検討対象外と推測されます。