馬の学校便り by専修学校 優駿学園

日本で唯一の馬の専修学校 優駿学園の
ニュースです。

ホッカイドウ競馬門別開催開幕!

2009-05-21 | 学校の様子

5月20日よりホッカイドウ競馬門別開催が始まりました
ということは…

本校の学生による、各レースの誘導馬への騎乗も今日からスタートです

 

この馬がこれからみんながお世話になる「ヨシカツヒーロー号」13歳の男の子です。
もうホッカイドウ競馬の誘導馬になって8シーズン目になる大ベテラン
みんなもこの馬からいろんなことを教わって行きます


   

誘導馬とは…
各レースごとに出走する競走馬を先導し、馬場まで連れて行くのが役目です。
地味な仕事ですが、とても責任のある仕事です。
誘導馬がバタバタすれば、レースを控え、緊張している競走馬にも影響が出てしまいます
この日は2年生のK君が誘導馬に騎乗し、競走馬を先導していきました
ただ、この日は馬にとっても久々の門別競馬場で、しかも、今年新たな施設が出来たり、今までとは違う騎乗者を乗せているわけですから、馬も少し緊張しています。

それでも、一つ二つとレースを繰り返していくうちに、馬も騎乗しているK君にも徐々に余裕が出来始め、だんだんと呼吸が合ってきました。

 

馬場にはどの競走馬よりも先に入るので、後ろから入ってくる競走馬の邪魔にならないように周囲にも気を払っていきます。
1レース終わり、馬場から出てくるたびに少しだけ緊張から解き放たれた表情が見受けられました。

  

この門別開催はナイター競馬になります。
当然、そのライトアップされた中も誘導していくことになります。

  
この日は初日と言うこともあり、私も同行し、様子を見ていました。
それでも、第1レースだけはやはり不安が残るので私が実際に誘導して来ました





前任の方は8年間ずっとヨシカツヒーローとともに、この誘導のお仕事をしてきて、しっかりと馬と信頼関係を築いてくれました。

この前任の方の馬に対する愛情、信頼をしっかりと学生たちも感じ取って、これからしっかりとこの競馬開催期間中、馬と一緒に頑張りますと学生も気合が入ったようです。




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2 コメント

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誘導馬の仕事 (YG)
2009-05-28 00:50:37
「誘導馬」という存在の重要性、そして見えないところでの努力。この記事を読むと、すごく伝わってきました。

生徒のみなさんにとっては責任の重い仕事で大変ですね…。

でも決して一人ぼっちで取り組むわけではなく、指導してくださる先生、「ヨシカツヒーロー」というベテラン馬が一緒ですから、きっと乗り越えられるはず。
実際、先週・今週とCSで見ていますが、みなさん見事な騎乗振りですよ…!

こうした貴重な経験を通して、生徒のみなさんが大きく成長していく姿を楽しみにしています。
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>YG様 (優駿学園)
2009-05-28 12:26:21
いつもコメントありがとうございます。
誘導馬に騎乗するということがこんなに大変な仕事だとは正直思っていませんでした。
生徒にとっても学校生活から少しかけ離れた環境で緊張感を持って活動できる格好の時間になっているのでは無いかと思います。
最初は馬も人も緊張しっぱなしでどうなるかと思いましたが、すっかり馬の方が先に落ち着いてくれたのでホッとしています。

これからさらにゆとりが出れば、もっといろんなところに目を配ってより良い誘導が出来るのではないでしょうか。
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