テレビなどで閣僚が一堂に会している光景が映ることがありますが、それはおもに「閣議」前の控室の光景です。報道用の演出ですね。
閣議決定とは何?と思われることが多いかと思います。また、雑学でスミマセン!
政府の意思決定をするための会議を閣議といいます。
首相及びすべての閣僚の意思決定手段のなかで最も位置づけが高いのが閣議決定です。政府としての統一見解になりますから、閣議決定は全閣僚の意思統一が原則です。
反対をする閣僚がいたら閣議決定はできません。閣議決定された閣議書には花押をおし皇居・御座所に送られます。
現在の大臣の花押(サイン)別名「書き判」が分かりませんので、平成30年のものがネットでありましたので拝借しています。脱はんこう印になっても、花押は残っているようです。
と言うことは、大臣になるには花押(サイン)が書けなければ(作らなければ)ならないのですね?
毎週2回火曜日と金曜日に定例閣議があり、そのほか臨時閣議、忙しい大臣が毎週2回閣議を開催するのも大変ですね。場合によっては持ち回り閣議も頻繁に?あるのではないでしょうか。
成りたいと言っても成れない大臣ですが、年金暮らしで週に2回も束縛?されるのは暇人として考えられません。(その前に、花押を作って書く練習が必要です)
首相官邸のホームページの閣議で検索すると、閣議内容や議事録まで見れます。令和元年6月は持ち回りも含めて60回以上?開催されているかと思います。
それより私が感じるのは、事前に資料を作成し各省庁と根回しする担当者はご苦労は大変なものがあるかと思います。しかも週に2回ですよ。
私の知っている国の役人は本当に良く働いています。働き方改革など通用しません。新大臣が就任すると所管する部門のレクチャーを行い、大臣が飲まれるお茶の温度まで把握?していたようです。
扇千景元国土交通大臣室に伺った時は、宝塚出身者でしたので大臣室の自席にも胡蝶蘭がいっぱい置かれていました。(余談です)
ある年は10連休もありました。この10連休に関することも閣議決定されているのです。
彼岸とは毎年「春分の日」と「秋分の日」を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことをさします。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」。秋分の日が「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」という意味をもっており、昔から先祖崇拝や豊作に感謝する。と言う意味あいです。
しかし、春分の日と秋分の日は毎年決まっている日付ではありません。
詳しく言うと、「春分・秋分」とは、太陽が春分点・秋分点に達した日のことを言うようです。この日は、太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から出てほぼ真西に沈みます。
そして「春分の日」と「秋分の日」は国立天文台が作成する「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」に基いて閣議によって決められます。これも閣議決定です。と書かれていました。
毎年2月に来年度の日にち(春分の日・秋分の日)を決めます。カレンダー屋さんの都合などもあるのでしょう?そして、官報に掲載いたします。日にちは大体は決まっているかと思いますがね。
さて、官報はどこで閲覧できるかです。官報は、いわば国の機関紙であり、国から国民に対して広報することや公告することを使命としています。従って、誰でも購入することもでき、もちろん見ることができます。今の時代ですので、ネットでも閲覧できます。ある程度の規模の市なら、市立図書館で蔵書しています。
昨夜は「中秋の名月(十五夜)」でした。(上手く撮れました)
長くなりましたが、へぇ~と思うことも閣議決定ですが、これらの席に誰が座るかです。
これも雑学です。何かの参考になれば幸いです。
画像や内容は、失礼ながらほとんどをネットより拝借しています。
yuki76
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