川上弘美が最近好き。
少しずつ読み進めていた『真鶴』という作品を、ようやく読み終えた。
装丁の綺麗な本を手に入れるとそれだけで嬉しくなる。
この人の、ひらがなの使い方が、すき。画数の多い漢字もふとでてくるのに、ひらがなで書かれているところは柔らかい。そのせいだろうか、流れる空気も柔らかくなっている。
いるのにいない
いないのにいる
からだのさかいめがなくなるぐらい誰かと近くなる感覚や、いなくなってしまった人のことを忘れるために乗り越えなければいけない多くのもの。
共感、とは違う、ややセンチメンタルな気持ちになる。
なかったことにはできないことが、こう、暮らしていくと、ままあるわけで。
少しずつ読み進めていた『真鶴』という作品を、ようやく読み終えた。
装丁の綺麗な本を手に入れるとそれだけで嬉しくなる。
この人の、ひらがなの使い方が、すき。画数の多い漢字もふとでてくるのに、ひらがなで書かれているところは柔らかい。そのせいだろうか、流れる空気も柔らかくなっている。
いるのにいない
いないのにいる
からだのさかいめがなくなるぐらい誰かと近くなる感覚や、いなくなってしまった人のことを忘れるために乗り越えなければいけない多くのもの。
共感、とは違う、ややセンチメンタルな気持ちになる。
なかったことにはできないことが、こう、暮らしていくと、ままあるわけで。