電車に乗ろうとして、ホームと電車の間に落ちた。
正確に言うと。落ちて電車とホームの間にはさまってしまった。
しかもそのままドアが閉まりかけ、そのまま電車は出発しようとする。
ああと思ってなんとか這い上がろうとしていたら、中に乗っていた男の人と女の人が駆け寄って来てくれて、男の人が足で閉まるドアを抑えてくれている間に抜け出して無事に電車に乗ることができた。
一歩間違うと大ケガしてたかもしれない。脛を打って少し痛かったのもすぐに治まってしまった。
もともとアナウンスで注意が入るぐらい電車とホームの間が開いている駅に、乗り遅れそうになり走りこんだ上、いつもよりヒールの高い新しいブーツを履いていたので滑ってしまったのだろう。
無事に電車に乗り、電車が走り出し、助けてくれた方たちにありがとうございましたとか言って席に座ったのだが、むしろ恥ずかしさのほうが勝って何事もなかったように過ごしていた。2駅ぐらい過ぎた頃車掌さんが先ほど転ばれた方はいますかと探しにやって来て、私ですと答えたら、大丈夫ですかと聞かれて、大丈夫ですと普通に答えたら、無傷なのにびっくりしたのか大丈夫ですかと何回か繰り返し聞かれたけど、私がほんとに大丈夫なのに安心したような拍子抜けしたような感じで去って行ってしまった。
もしあのままドアが閉まって電車が出てしまっていたら、私がケガして新聞に載るような大事になってしまっていたかもしれなくて、名鉄さんに迷惑かけずに済んだことに少し安堵した。
ピンチのときは思いのほか冷静で、走馬灯は走らなかったけどいろんな動きがスローモーションみたいな感覚で、数秒間にあ、ドア閉まるとか、このまま走ったら大変だ、とか抜け出すにはどうしたらいいだろうとか、あ、助けに来てくれたとかいろんな考えが頭をよぎった不思議な感覚で、気分は東京大学物語。
とりあえず、あと1週間は怪我もできないし、死ねない。足元をしっかり見て歩こうと決意したのであった。
正確に言うと。落ちて電車とホームの間にはさまってしまった。
しかもそのままドアが閉まりかけ、そのまま電車は出発しようとする。
ああと思ってなんとか這い上がろうとしていたら、中に乗っていた男の人と女の人が駆け寄って来てくれて、男の人が足で閉まるドアを抑えてくれている間に抜け出して無事に電車に乗ることができた。
一歩間違うと大ケガしてたかもしれない。脛を打って少し痛かったのもすぐに治まってしまった。
もともとアナウンスで注意が入るぐらい電車とホームの間が開いている駅に、乗り遅れそうになり走りこんだ上、いつもよりヒールの高い新しいブーツを履いていたので滑ってしまったのだろう。
無事に電車に乗り、電車が走り出し、助けてくれた方たちにありがとうございましたとか言って席に座ったのだが、むしろ恥ずかしさのほうが勝って何事もなかったように過ごしていた。2駅ぐらい過ぎた頃車掌さんが先ほど転ばれた方はいますかと探しにやって来て、私ですと答えたら、大丈夫ですかと聞かれて、大丈夫ですと普通に答えたら、無傷なのにびっくりしたのか大丈夫ですかと何回か繰り返し聞かれたけど、私がほんとに大丈夫なのに安心したような拍子抜けしたような感じで去って行ってしまった。
もしあのままドアが閉まって電車が出てしまっていたら、私がケガして新聞に載るような大事になってしまっていたかもしれなくて、名鉄さんに迷惑かけずに済んだことに少し安堵した。
ピンチのときは思いのほか冷静で、走馬灯は走らなかったけどいろんな動きがスローモーションみたいな感覚で、数秒間にあ、ドア閉まるとか、このまま走ったら大変だ、とか抜け出すにはどうしたらいいだろうとか、あ、助けに来てくれたとかいろんな考えが頭をよぎった不思議な感覚で、気分は東京大学物語。
とりあえず、あと1週間は怪我もできないし、死ねない。足元をしっかり見て歩こうと決意したのであった。