バイク親父の言いたい放題

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転機を迎えた中国

2012年03月06日 | Weblog
中国も、ここで全人代が開幕した。、次の国家主席が選出される。

おそらく「習近平」氏に決まるのであろうが、ここのところの中国の各地域での

民主化運動は、激しさを増してきており、今後、共産党による一党支配が

可能かどうか、SNSなどによる情報の流動化は止めようがない。

さて、経済はというと、この30年の発展の裏側では、環境問題が深刻化しており

生態系や環境破壊が年を追うごとに深刻化している。

かつての日本もそうであったように、中国のスピードは日本のそれをはるかにしのぐほど

の深刻さである。

過度の森林の伐採は、すでに北京の西方150キロまで砂漠化してきており

水質汚染と水不足が進んできている。すでに都市部の90%以上が重度に

汚染されているという。大気汚染も深刻で製鉄所や石油化学工場は十分な脱硫や

粉じん処理を行わず、排気ガスをそのまま大気中に吐き出している。産業廃棄物や

主要都市のごみ問題も深刻で国も企業も公共の環境問題に十分な関心を払ってこなかった。

今後、環境問題が中国の大きな問題になってくるのは必然であろう。

外国企業に、当然に負担をかけてくるのは必定である。はたして、

外国企業は、人件費だけでなく環境コストの高くなった中国に残ることあるのだろうか。

今後、環境問題先進国である日本に再び出番が回ってくる可能性が高いのではなかろうか。