バイク親父の言いたい放題

人生を楽しく!

大掃除の風情が変わった!

2014年12月27日 | Weblog
僕らが子供の頃の年末の風景と言えば、

まず、「すす払い」であった。竹の葉が付いた竹を長く切り、

これで天井のすす払いをする、多くは蜘蛛の巣や梁などについた

ゴミを竹の葉で振り落すわけである。ま、このすす払いの前に

畳を上げて外に出して、2つの畳を建てて風に当てて日陰干しをしておく。

すす払いをしてゴミを取り払うと、これまで敷いてあった古い新聞紙を取り払い、

新しい新聞紙にとり変えて再び干した畳を元の場所に入れ替える。

障子は、障子紙を破るのは子供の役目だ。この時ばかりは、

びりびりと構わずに破けるので随分と楽しかったように記憶している。

一通り破り終わると「障子」を水で洗うのだ。これが、また冷たいのだ。

何故か、お湯は使わない、水とたわしで丁寧に残った紙と昨年貼った時のの糊を取っていく

大変な作業である。子供にはあまりに大変で多くは母親がやっていたような気がする。

障子が洗い終わると日陰に建てかけて乾燥させる。日に当てると障子がそって

曲がってしまうので日陰干しにするのである。

ひととおり乾燥したら今度は、新しい障子紙を貼っていく、もちろん、

貼るにはコツがある、

まず、障子の下側から貼っていくのである。こうしないと張ったところ

(はり口)が上向きになり、ゴミがたまってしまうことになるから

絶対に上側から貼ってはいけない。

一見、障子紙を貼った時には紙がたるんでいるように見えるが、

これでいいのだ。あとで霧吹きで水をふくとこれが乾燥するに従い

ピーンと紙が貼るのであるから不思議なものである。

今や、畳干しも、障子貼りも見られなくなって年末の風情がすっかりとなくなった。

せいぜい、窓ふきやエアコン掃除くらいであろうか・・・

子供たちにもつまらない年の暮れではある・・・

そうそう、臼でつく餅つきもすっかり見られなくなりましたね。