昨日27日、東京地方では木枯らし一号が吹いたそうです。
『深まる秋に木枯らし一号』
急激に寒くなりました。
今日は12月の気温だとか。
私は昨日、今日と冬支度で出社してきました。
木枯らし一号が吹いたせいか、今朝の通勤途中のカーラジオから、キョンキョンこと小泉今日子さんの『木枯らしに抱かれて』という曲が流れていました。
アルフィーの高見沢さんの作詞・作曲によるこの曲は、私の大好きな曲です。
♪切ない片想いあなたは気づかない~
胸キュンです。
この曲を聞くと、私は、ある人を思い出します。
私が初めてその彼を見たのは、娘が高校一年生の時でした。
娘の高校は毎年冬になると、実技発表会という名前の体育の発表会があります。
創作ダンスやバレーボール、バスケットボール、組体操、マスゲームのようなものなど各学年でグループに別れ、それぞれが練習したものを発表します。
秋の体育祭が終わってから、生徒たちはその日に向けて、毎日熱心に練習します。
その実技発表会の当日、私の目に留まった男の子がいました。
小柄だけれど、動きが機敏で、運動の得意な生徒の集まりの中でもひときわ目立っていました。
ジャニーズ系の可愛い男の子で、その上運動神経が抜群。
私はその子に釘付けになりました。
「あんな子が娘の彼氏だったら良いのに・・・」
と思いました。
家に帰ってから、私は早速その子の事を話題にしました。
娘は、
「あの人、K先輩って言うの。カッコいいよねぇ。」
と娘も言っていました。
それから、半年くらい経ってからの事でした。
娘が突然、
「K先輩にお付き合いして欲しいと言われたの。」
と言います。
その時の私の驚きと喜びは、どう表現したらよいか。
まるで私自身があこがれの人に告白されて、お付き合いするかのようでした。
しばらくして、K君が私の家に来る事になったときは、うきうきワクワク、まるで自分の恋人が来るみたいに私は、舞い上がっていました。
でも、そんな娘たちのお付き合いは、それほど長くは続きませんでした。
徐々に娘の心の中は、まめパパの存在が大きくなっていたようです。
娘とK君の付き合いが終わった時の私の落胆と悲しみは、自分が失恋した以上でした。
しばらく立ち上がれないほど心が痛みました。
私は娘を通してK君に恋をしていたんだと、後になって思いました。
その後、娘と別れたK君と一度だけ会ったことがあります。
大学生になっていたK君は、娘の最後の実技発表会を見に来てくれたのでした。
そして、私を見つけて声をかけてくれました。
「ずっと先になるかもしれませんが、いつかまた会える日がくると思います。」
とK君は言いました。
でも、娘は別の人と結婚し、K君にもお子さんができたと聞きました。
多分、K君に会える日はもう来ないんだろうと思います。
♪切ない片想いあなたは気づかない~
私のはかない片想いの話でした。

『深まる秋に木枯らし一号』
急激に寒くなりました。
今日は12月の気温だとか。
私は昨日、今日と冬支度で出社してきました。
木枯らし一号が吹いたせいか、今朝の通勤途中のカーラジオから、キョンキョンこと小泉今日子さんの『木枯らしに抱かれて』という曲が流れていました。
アルフィーの高見沢さんの作詞・作曲によるこの曲は、私の大好きな曲です。
♪切ない片想いあなたは気づかない~
胸キュンです。
この曲を聞くと、私は、ある人を思い出します。
私が初めてその彼を見たのは、娘が高校一年生の時でした。
娘の高校は毎年冬になると、実技発表会という名前の体育の発表会があります。
創作ダンスやバレーボール、バスケットボール、組体操、マスゲームのようなものなど各学年でグループに別れ、それぞれが練習したものを発表します。
秋の体育祭が終わってから、生徒たちはその日に向けて、毎日熱心に練習します。
その実技発表会の当日、私の目に留まった男の子がいました。
小柄だけれど、動きが機敏で、運動の得意な生徒の集まりの中でもひときわ目立っていました。
ジャニーズ系の可愛い男の子で、その上運動神経が抜群。
私はその子に釘付けになりました。
「あんな子が娘の彼氏だったら良いのに・・・」
と思いました。
家に帰ってから、私は早速その子の事を話題にしました。
娘は、
「あの人、K先輩って言うの。カッコいいよねぇ。」
と娘も言っていました。
それから、半年くらい経ってからの事でした。
娘が突然、
「K先輩にお付き合いして欲しいと言われたの。」
と言います。
その時の私の驚きと喜びは、どう表現したらよいか。
まるで私自身があこがれの人に告白されて、お付き合いするかのようでした。
しばらくして、K君が私の家に来る事になったときは、うきうきワクワク、まるで自分の恋人が来るみたいに私は、舞い上がっていました。
でも、そんな娘たちのお付き合いは、それほど長くは続きませんでした。
徐々に娘の心の中は、まめパパの存在が大きくなっていたようです。
娘とK君の付き合いが終わった時の私の落胆と悲しみは、自分が失恋した以上でした。
しばらく立ち上がれないほど心が痛みました。
私は娘を通してK君に恋をしていたんだと、後になって思いました。
その後、娘と別れたK君と一度だけ会ったことがあります。
大学生になっていたK君は、娘の最後の実技発表会を見に来てくれたのでした。
そして、私を見つけて声をかけてくれました。
「ずっと先になるかもしれませんが、いつかまた会える日がくると思います。」
とK君は言いました。
でも、娘は別の人と結婚し、K君にもお子さんができたと聞きました。
多分、K君に会える日はもう来ないんだろうと思います。
♪切ない片想いあなたは気づかない~
私のはかない片想いの話でした。

