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はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

再来キョンシー

2012年04月24日 | 回顧録
ツブは今、キョンシーに夢中です。

<キョンシーとは、この世に恨みや、怨念を残して死んだり、間違った方法で埋葬された遺体が成仏できず甦ったものである。
 キョンシーの最大の特徴は、両腕を前に突き出し、両足を揃えてピョンピョンと跳ねて歩くスタイルだろう。これはキョンシーは死体である為、全身が死後硬直していて自由に関節を曲げ伸ばしできない。その為にこの様なスタイルになってしまうのである。そして両腕を前に突き出しているのは、バランスを保つ為だとも言われている またキョンシーは吸血鬼である為、人間の生き血を好物としている。
その為長い爪と鋭い牙が生えており、それらを用いて人間を傷つけ殺し、生き血を啜るのである。
そしてキョンシーによって傷つけられた或いは殺された人間は毒素が全身に回り、キョンシーとなって人間の生き血を求める様になる。


ツブは初めてその映像を見て、とても怖がっていたのですが、今やキョンシーが大好きになり夢中になっています。




いつも両手を伸ばして、お札をつけています(笑)


キョンシーに出てくるテンテンという可愛い女の子がいるのですが、自分もそのテンテンになりきっています。

テンテン


ママに髪を結んでもらって、テンテンになったつもりで闘うポーズをしています。





そのキョンシーですが、娘がまめたろうくらいの時期にずいぶん流行りました。
当時、娘も夢中になっていました。
毎日のように、録画したキョンシーの番組を見ていました。
なので、親子二代でキョンシーに夢中になっているというわけです。
まさに来来キョンシーならぬ、我が家にとっては、再来キョンシーです。
そんなことから、昔の事を思い出しました。

私の娘は、私が仕事をしていたため、保育園に行っていました。
年長さんになったとき、私は保護者会の会長になりました。
私は、娘が二人目だったせいもあり、他の保護者に比べて、年齢が上でした。
そのため、周囲から会長に祭り上げられてしまったんです。
幼稚園ほどではありませんが、保育園もそれなりに保護者会としての行事があり、忙しい日々でした。
私は主人から、
「今日もカイチョウ、明日もカイチョウ」
と「会長」と「快調」をかけて、からかわれました。

保護者会の行事の一つにバザーがありました。
保護者会からも何か出品をするため、当時子供たちに人気のキョンシーのグッズを作ろうということになりました。
役員の一人が、
「友達の幼稚園のバザーでキョンシーの帽子を作ったら大好評だったらしいよ。」
という話があり、全員一致で私たちもその帽子を作ることになりました。

キョンシーの帽子


ボール紙を型通りに切って、色を塗り、帽子に仕上げるという簡単な作業のものです。
ところが、その帽子の型紙を作るのが難しい。
今なら自分で図面が引けますが、当時はそんなことはしたこともなく、帽子のカーブの角度など、何をどうしたらよいかわかりませんでした。
それで、前述の役員さんが、友達から帽子の型紙を借りてきてくれて、私の家まで届けてくれました。

その日、テンテンの帽子を作るために役員さんやお手伝いの人が保育園に集まりました。
私が、型紙を持って保育園へ行ったのですが、保育園へ着いたところ型紙がないんです!
当時の私は車も運転できませんでした。
移動はすべて、原チャリか自転車でした。
他にもたくさん荷物を持っていたので、途中で落としてしまったのかもしれません。
「あれ?あれ?どうしたんだろう?型紙がない!ない!」
と、あちこち探し回りましたが、型紙は見当たりません。
焦りました。
みんなが集まってきてくれているのに、肝心なものがないんです。
「どうしよう?どうしよう?それにしても変だわ。ちゃんと家から出るときはあったのに・・・」

型紙を借りてきてくれた役員さんが、そんな私の様子を見て、私のそばに来て言いました。
「どうしてくれるの?私だってやっと友達から借りてきたのよ!また貸して欲しいなんて言えないわ!」
と、強い口調で叱責されました。
当然ですよね。

私はみんなを待たせたまま、一人で保育園までの道を型紙を探しながら戻りました。
道の途中に落ちていなかったら、本当にどうしよう?
私は、半泣き状態でした。

すると・・・
途中の田んぼ道に型紙を発見!
ほっとしました。
大喜びで園に戻り、
「ありました!ありました!お騒がせしました!ごめんなさい。」
と言いました。
集まってくれた人たちはそれからワイワイと帽子の制作に取り掛かりました。
でも、めでたし、めでたしというわけには行きませんでした。

型紙を借りてきてくれた役員さんは、冷たい目を私に向けたままでした。
きっと、「だらしない人!」と思ったんでしょうね。
その人の名前も顔も覚えていないのですが、あの時の冷たい眼だけは忘れられません。

でも、おかげさまで、キョンシーの帽子は大盛況で、あっという間に売り切れました。


話は変わりますが、娘の家のガーデニングをした日、車に乗っていたツブが突然、
「ボクね、もう幼稚園バスが来ても泣かないよ!
幼稚園にお化けがいたんだけど、ボクがエイヤーッって、はさみでちょんぎっちゃたから、もう怖くないの。」
と言いました。

本当に泣かないで登園するようになったかどうか聞いてはいませんが、私たちにはわからないツブなりの登園拒否の理由があるんだろうなと思いました。


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