カタクリの里へ

日曜日の夕方、都内練馬区の公園でカタクリの花がきれいに咲いているというニュースを見ました。
カタクリは今が開花時期なんだと知りました。

私の家のお墓は八王子にあるのですが、いつもお墓に行く途中に見かける『カタクリの里』という看板。
近くにカタクリの群生地があるらしいのですが、一度も行ったことはなく、その看板の前を通るたびに「行ってみたいな」と言っていました。
たまたまそのニュースを見て、いつも通るカタクリの里を思い出しました。
主人が
「明日、行ってみようか？」
と言ったので、私は長年の念願が叶い、楽しみで一杯になりました。
以前もお墓参りの帰りに行ってみたことがあったのですが、時期ではなかったらしく、カタクリの里の存在すらわかりませんでした。

天気予報では、月曜日からはお天気は安定すると言います。
きっと絶好のカタクリ日和だろうと思いました。
３匹も連れて行きたかったのですが、ネットを見たところ、「ペットの来園はご遠慮願います」と書かれていたので、置いて行きました。
お昼までには帰ってこられる距離なので、クマを置いて行っても大丈夫だろうと思いました。

途中、あちこちで満開の桜を見かけました。
そして、ご両親と一緒に登校するピカピカの一年生たち。
入学式の前に在校生は帰宅するらしく、小学生の姿をたくさん見かけました。

車窓からの桜です。
よく買い物に行くホームセンターのそばの枝垂桜。




このあたりまで来ると、丹沢もすぐ近くに見えます。
山に点々と白っぽく見えるのは、すべて桜です。


そして、カタクリの里に着きました。
駐車場です。

朝、早かったのでガラガラでした。
来園者は、私たちを含めて年寄りばかり。
５００円払って園内に入ります。


早速カタクリに出会いました。

これは、まだ咲いていない状態。


満開のカタクリ


少し歩くとカタクリの群生地に入ります。




幻想的でしょう？





周辺に咲いているミツバツツジと同化して、きれいでした。

カタクリの花は、一週間程しか咲かないそうです。
私たちが行った時期は、すでに開花時期を過ぎているものの方が多く、もう少し早い時期に行った方が、もっと見事な色合いが見られたと思います。
実をつけたカタクリには、種にエライオゾームという成分があり、それをアリが好むそうです。
その種をアリが巣に運び、発芽して、増えるらしい。
そういえば、大きめの黒いアリがいました。
カタクリの花は、花が咲くまでに８～９年という長い歳月がかかるそうです。
そして、咲いた花は、雨や寒い日には花びらは開かないそうです。

こちらは、黄花カタクリです。




ミツマタと黄花カタクリ


黄花カタクリは、開花は遅いようで、まだ蕾のものばかりでした。



幻想的なカタクリの群生地を見ることができて、大満足でした。