はーちゃんの気晴らし日記

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命を預かる

2021年09月09日 | 出来事
昨日の夕がた、はなの散歩の時に家の近くで3人の子供が遊んでいました。
男の子1人と女の子2人です。
聞けば3人とも小学校1年生なんだそうです。

私の家の周辺は、田んぼや畑が次々と埋め立てられ、新しく家が建っているので、どこにどんな人が住んでいるのか全くわからなくなっています。
その3人の子供も私の家のすぐ近くに住んでいるようです。
家を聞いて、3人ともあまりに近くの家なので、びっくりしました。

3人は、ちょうちょを探していると言って、ちょうちょを見つけると一斉に走り出し捕まえようとしますが、小さな子供が飛んでいるちょうちょを素手で捕まえられるわけもなく、3人であちこち、ちょうちょを追いかけて走り回っていました。
見ると手には虫かごを持っていて、中に羽が欠けたアゲハ蝶が入っていました。
「あら、ちょうちょがいるじゃない。」
と私が言うと、
「このちょうちょ、死にかけてるの。だから、お友達を探して一緒に入れてやれば、少しは元気になるかなと思って。」
と、子供たちは言って、ちょうちょを探し始めました。

ちょうちょの姿が見えなくなると、3人は、はなに興味を示し始めました。
「かわいいね。触っても良い?」
と言って、3人ではなを囲むようにしてきました。
はなは小さな子供が大好きなので、大喜びして3人に飛びついたり舐めたりしました。
子供たちも大喜びでした。
そのうちリードを持ちたがり3人が交代でリードを持って、はなを連れて歩いていました。
一人の女の子が、
「私、犬、大好きなの!」
と言うと、もう一人の女の子が
「私は猫の方が好きなんだけど、犬も好き!」
と言い、男の子も
「僕も犬、好き!」
と言っていました。
犬大好きと言った女の子が、
「もう少ししたら、犬が飼えるかもしれないんだ!」
と言ったので、
「あらそう、それは楽しみね」
と、私が言うと、猫の方が好きと言った女の子が、
「私も飼いたいんだけど、命を預かるわけでしょう。大変なことでしょう。」
と言いました。
それから自分に言いきかせるように
「動物を飼うってことは、命を預かるってこと。」
と言いました。
たぶん、両親からそんな話をされたんだろうと思います。
とても動物好きそうな子だったので、「飼いたい」という話をした時に、両親から
「動物を飼うってことは簡単な事じゃない。命を預かるわけだから」
と言われたんだろうと想像しました。

「命を預かる」か~
重い言葉だなぁと思いました。
私は今までインコと犬を飼ってきましたが、生き物を飼うに当たって、そんなに深く考えたことはありませんでした。
すべて子供たちが連れてきたので、その流れで飼うことになりました。
飼ってからは、できる限り世話をしてきたつもりですが、たくさんの病気を抱えているはなを見て、私ははなの命を預かっているんだなと改めて思いました。

肝硬変になりかかっていて、なかなか薬の効果が出ていないはななので、いつまで生きられるのかな?というのが本当のところですが、これからもできるだけのことはしなくちゃと思っています。

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