はーちゃんの気晴らし日記

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0(ゼロ)からの出発

2006年09月14日 | 雑談
思いがけず、昨日の朝日新聞の夕刊に上の写真の記事がありました。
私が、一昨日書いた記事、飲酒運転による事故のお母さんのことです。
事故後のお母さんの活動や生き方が映画になるそうです。
友達の話によると、夕べテレビのニュースでも取り上げられていたとのこと。
記事を抜粋したいと思います。

無免許の飲酒運転で一人息子を失い、刑の軽さに怒りを覚えて署名活動を続けた造形作家の鈴木共子さん(57)をモデルにした映画が制作される。

鈴木さんの長男、零(レイ)さん(当時19歳)は2000年、早稲田大学に合格。
初めての授業を翌日に控えた4月9日未明、歩道を歩いていたところ、100キロ以上の速度で突っ込んできた車に後ろからはねられ、一緒にいた友人とともに死亡。
鈴木さんは5年前に夫を病気で亡くし、ひとり息子と二人暮らしだった。
運転していたとび職の男(当時30)は、友人の結婚式の帰りで酒を飲んでいたうえに、以前に起こした事故で免許を取り消されていた。
業務上過失致死、道交法違反(無免許)の罪に問われ、適用上限の懲役5年6ヶ月の実刑判決を受けた。
「2人の命を奪ったのに、何故こんなに軽いの」。
鈴木さんは納得いかなかった。
事故の2ヵ月後、悪質な交通犯罪の厳罰化を求める署名活動を始めた。
東名高速道路で泥酔したトラックに追突され子供を二人亡くした井上保孝さん、郁美さん夫妻らとともに、約38万人分の署名を法務省に順次提出、2001年の危険運転致死傷罪の成立に結びついた。

2003年、勉強をしたくてもできなかった息子の遺志を継ごうと、3度目の挑戦で早稲田大に合格。
表現芸術を学ぶ一方、犯罪や事故で奪われた命の重さを伝えるため、被害者の遺品や亡くなった人と等身大のパネルなどの展示会を東京や名古屋など全国で続けている。

映画監督の塩屋俊(50)さんは、鈴木さんの活動をテレビ番組で知り、「映像を通して遺族の痛みを感じるとともに、加害者になりうることをわかってもらい、悪質な運転に歯止めをかけたい」と撮影の思いを語る。

撮影は10月20日、田園の中の住宅地から山を望むことできる風景が、鈴木さんが暮らす座間市に似ている兵庫県作用町でスタート。
関西を中心に約3週間続ける。
女優の田中好子さんが鈴木さんを演じる。
公開は鈴木さんが大学を卒業する来年3月に、早稲田大と大阪市北区の大阪国際会議場で予定されており、約2年かけ各地の市民ホールや公民館を巡回するという。

鈴木さんは「飲酒運転の事故は、自分の行為がどういう結果を招くのかという想像力が欠けているから起こる。
特に若い人に見てほしい」と話している。


大切な一人息子さんを一瞬にして亡くしてしまった鈴木さんですが、その後の強い生き方に感銘を受けました。
ほぼ同世代の私なので、ただただ「すごいな」と思いました。
とても真似はできませんが、改めて自分の生き方を見直す機会だなと思っています。


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