はーちゃんの気晴らし日記

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自粛ムードと原発に思う

2011年03月29日 | わたくしごと
今月14日から実施されている計画停電ですが、今日始めて、平日の計画停電がなくなりました。
ほっとしています。
毎日、明日はどうなんだろう?とネットの情報を調べる日々が続いています。
経験した方は、わかると思いますが、あの計画停電の電気が切れる瞬間の「バシッ!」という音は、とても感覚的に嫌なものです。
制裁を受けているみたいで、なんとも言えず嫌な気分になります。
暗闇の中で、情けなく、余計に暗い気持ちになります。
もっと、静かにやさしく消えてほしいと思います。
計画停電のグループが細分化されましたが、これから、気温も上がるので、冷房が必要となる時期までは、停電はないのではないかな・・・というのは、私の希望的観測です。

それにしても、この停電、不公平感は否めません。
私の住む市には、米軍キャンプがあるので、そこを含めた周辺地域は停電のグループから除外されています。
都内23区もそうです。
息子に
「停電で都市機能が、めちゃめちゃになったら、俺たちの生活にまで影響が出るんだよ。そんな目先のことで、不公平だなんて言っていたら、そのうち大変なことになる。
罰ゲームじゃないんだから、我慢するところは、我慢しなきゃ。」
と言われました。
言われて、もっともではあるけれど、あの「バシッ!」という瞬間は、罰ゲームそのもののように感じられてなりません。

世の中は自粛ムードです。
自粛は悪いことではないと思います。
電気をなるべく使わない工夫は大切です。
私たちはどれほど不自由のない生活をしてきたんだろうと、今になって思います。

私の周辺では、桜祭りや、大凧祭りが中止になりました。
電力を多く消費する夜のスポーツはいかがなものかと思いますが、大凧なんて、まったく電気に関係ないと思うのに・・・
卒業式も、こちらの人たちは自粛で中止にしている所もあるようですが、被災地の学校では、瓦礫の中から出てきた卒業証書で、何とか、卒業式を挙げようとしています。
個人的には、大凧祭りはあってもなくても良いのですが、何でもかんでも、自粛自粛と言っていると、経済も滞る気がします。

それにしても、原発は、進展したのかと思えば、今度は水の中に大量の放射線物質という。
私は、戦後生まれですが、それでも、広島・長崎に原爆が投下されてから5年しか経っていない時期に生まれています。
私の子供の頃は、夏になると、原爆の被害にあった人たちの様子が生々しく報道されていました。
子供心に怖いと思いました。
恐ろしいと思いました。
そんな報道を見ると眠れなくなりました。
そういう思いが頭に中に残っているので、「放射線物質」という言葉に思いっきり反応してしまいます。
<1~3号機のタービン建屋地下に、高濃度の放射性物質を含む水がたまっていたのに続き、建屋外の立て坑にも高い線量の水があることが分かり、水の排出が大きな課題になっているのに、解決のめどは立っていない。>

被災地の人たちにしてみれば、
「自分たちは、日々、どうやって生きるかが精一杯で、原発どころじゃない。」
という声も聞きます。
確かにそうだろうなと思います。
でも、私たちにとって、原発は現在、最大の関心事です。
今回の大量の放射性物質流出のニュースは、電気が通って、明るい兆しが見え始めた矢先の出来事で、日本の国は、人間が作り出した巨大モンスターに翻弄されているようです。
人間が作り出したものなんだから、きっと人間の力で何とかできる!と思う反面、このモンスターを沈めるためには、魔法の力しかないのだろうかと、先行き不安な日々が続いています。




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