はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

ショックだった出来事

2015年07月07日 | 出来事
総体的には、楽しくて、良い思い出がたくさんの北海道旅行でしたが、ちょっとしたアクシデントがありました。

1つは、お金紛失です。

今回の旅行は、おみやげ以外はすべて主人持ちでした。
普段から、主人が旅行のために貯金をしているので、私は、ほとんどお金を使うことはありませんでした。
でも、札幌での初日、疲れと、歯の痛みと胃の痛みがあり、口内炎になりそうな感じがしていたので、札幌駅の近くのドラッグストアで、液体ハミガキと胃薬を買いました。
胃薬は、家から持って行ったものもあったのですが、胃の痛みを抑える薬が欲しいと思いました。
薬局の人から勧められた胃薬と液体ハミガキを買った時、1万円札を払いました。
その後、私は、小樽でお土産を買うまで、1万札を使うことはありませんでした。
なので、特に財布の中身を確かめることもなく旅行を続けていました。
小樽で買い物をした日の夜、一応財布の中身を確かめて、1万円足りないことに気づきました。
何度数えても足りません。
主人は、最初に入っていたお金が、勘違いだったのではないかと言います。
それも全くないわけではないとは、思いました。
「5千円札を1万円札と勘違いするってこともあるよ」
と主人は言います。
それも、ないとは言えません。

とりあえず、家に帰ってから、再度計算することにしました。
一応、家計簿をつけているので、そこでレシートと照らし合わせて、確認したところ、やはり1万円、足りませんでした。
どこかで、1万円札を重なったまま払ってしまったのだろうかと思いました。
それとも、どこかで1万円だけ抜かれたのか?
1万円札を使ったのは、ドラッグストアと小樽のお土産やさんだけだったので、どちらかで多く支払ってしまったのかなと思いましたが、原因はわかりません。
1万円、足りなくなったという事実だけが残りました。
それは、ショックでした。

それと、もう一つ、もっとショックだったことがありました。
登別温泉に宿泊する時の事です。

地獄めぐりをした後、旅館に到着し、旅館の入り口に入る時、主人が運転する車が縁石に乗り上げました。
ボン!ボン!というものすごい衝撃がありました。
急いで車から降りてみると、前後のタイヤの間に縁石がはまっていて、全く身動きできない状態になっていました。
旅館のエントランスに入る時に、案内のボーイさんに「こちらです」と手招きされて、左折しようとしたのですが、左側に縁石があったのに、全く気づかなかったと主人は言います。

車を持ち上げる以外にそこから脱出する方法はなさそうだと思いました。
エントランスにいたボーイさんがすぐに飛んできましたが、その人も自分の仕事があるので、現場を離れるわけにはいかないらしく、別の人が来ました。
通りがかりの人が止まってくれて、自分の車で強引に引っ張ろうと言います。
私は、それは、あまりに強引すぎて、車を損傷させるのではないかと思いました。
そんな話をしていると、ホテル関係の人が3人くらい来てくれて、脱出する方法を、あれやこれやと話し、段差を埋めるための枕木代わりになるような木をだくさん持ってきてくれたりしまいた。
車を引っ張ろうと言った人は、車を私たちの車に前につけて、ロープのようなものを持ち出し、両方の車を結び付けようとしました。
ホテルの人は、それは、止めた方が良いと言ってくれました。
私は、
「ジャッキで持ち上げるような方法を取った方が良いと思う。」
と言いました。
ホテルの人も、私たちと同じ意見でした。

それで、ホテルの人がジャッキを持ってきてくれて、片方を持ち上げ、そこに台車を差し込みました。
ホテルの人が言うには、少し前に自動販売機を運ぶのに台車を使って大丈夫だったから、それで行けるのではないかと言います。
重い車を台車に乗せて耐えられるかどうか?と思いましたが、ジャッキは1つしかないということだったので、もう片方をジャッキで持ち上げ、後は、人間の力で、車を持ち上げ、思いっきりハンドルを切って、縁石から出そうということになりました。
旅館のお客さんらしき人も数人来てくれて、手伝ってくれました。
私も必死で車を持ち上げました。
私の力は、ほとんど戦力にはなっていなかったと思いますが、それでも必死でした。
みんなで力を合わせて、何とか車を縁石から出すことができました。
本当に、みなさんには、感謝しました。
一人ひとりに頭を下げて、お礼を言いました。
特に、通りかかりの人や旅館の宿泊者には、心からありがたいと思いました。

車は、外形上は全く変化はありませんでしたが、底の部分を触ってみると、2箇所の傷を感じました。
縁石に乗り上げた時に、摺ったようです。
運転には、全く支障がないし、見た目も全くわかりません。
でも、主人は、一応レンタカーの会社に連絡しました。
すると、すぐに警察を呼ぶように言われました。
「えっ?こんなことで警察を呼ぶんですか?」
と言うと、
「どんなに小さな傷でも、事故扱いですから、警察を呼んでください。」
と、言われたそうです。
それで、警察に連絡すると、びっくりするくらい早く警察が来ました。
すでに、浴衣を着て、リラックスしていた私は、私も一緒にいた方が良いかなと思い、再度服に着替えてから主人の後を追ったのですが、私が玄関に出たときには、すでに警察が来ていて、主人と話をしていました。
なので、私は必要ないかなと思い、部屋に戻りました。

その後、部屋に戻ってきた主人に話を聞くと、特に問題ないので、後は警察からレンタカー会社に連絡してくれるということでした。
ホテルの縁石も少しですが、よく見ると傷が見受けられました。
そのことに関して、警察が旅館側に話を聞き、旅館の方も、特に損害として訴えることないということで、それを警察がレンタカー会社に話してくれたようです。
後からレンタカー会社から連絡があり、
「傷の修理に関しては、免責の範囲内だけれど、修理の間の休業補償として2万円をいただきます」
と言われました。

主人としては、お金の事もありますが、それ以上に自分としても信じられないような事故をやってしまって、かなり落ち込んでいました。
縁石に全く気づかなかったことがショックだったようです。
今まで、自分の車を一度も傷つけたことなどなかった主人なので、相当ショックだったようです。
連日の運転で、疲れていたのかもしれないと思いました。

主人が、かなり落ち込んでいるので、私は、
「でも、考え方によっては、それだけで済んで良かったじゃない」
とか、
「明日で、北海道旅行も終わるんだから、後は気をつけることにして、もう、忘れよう!」
とか
「さっさとお金を払っちゃえば、それで終わるよ!」

などと、色々言ったのですが、主人はなかなか気持ちが切り替えられないようでした。
ついつい、自分を責めてしまうようでした。

私も、色々考えてしまって、登別温泉での夜は、ほとんど眠れないまま朝を迎えました。
早めに起きて、ゆっくり朝風呂に入り、マッサージ機に座って部屋に戻ると、主人もお風呂に入って休んでいるところでした。
その頃には、主人も徐々に立ち直っていました。
あまり良くない思い出のこの旅館には、長く留まっていたくないかな?と思いましたが、そうでもなくて、チェックアウトぎりぎりまで、旅館でのんびり過ごしました。

飛行場に行く前にレンタカー会社で車を返したのですが、その時に、休業補償の2万円を払って、それですっきりさっぱりしました。

でも、思うに、レンタカー会社は、儲かっただろうなと。
というのも、私たちが借りた車はすでに左側面に傷がありました。
ぱっと見はわかりませんが、乗る前にチェックした時、私はすぐに左側の擦り傷を見つけました。
それで、その傷の事は、お店の人も確認して、チェックを入れていました。
前に乗った人が傷つけたんだろうと思います。
でも、車は修理に出したわけでもなく、そのまま私たちにレンタルされました。
その傷をつけた人にも修理を前提に休業補償を請求しただろうと思います。
私たちがつけた傷も、言われなければわからないような底の傷なので、もしかしたら、修理はしないのではないかと思いました。
いや、あの側面の傷を修理せずにレンタルしているのだから、底にある見えない傷など修理するとは、思えません。
私たちから休業補償だけを取って、修理はせずに補償分を儲けてしまうのかもしれないと思いました。
レンタカー会社って、小さな傷なら、事故をしてくれたほうが儲かるんじゃないの?なんて、思ってしまいました。
あくまでも、憶測ですが。

そんなこんながありましたが、あんなに落ち込んでいた主人もすっかりいつも通りに戻っているので、今となっては、北海道旅行の楽しかったことだけが、心に残っています。


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