はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

幼い日の思い出・・・シロツメクサ

2008年05月21日 | 回顧録






紅花ユウゲショウが彩りを添えています。



先日タンポポの綿帽子があった場所です。
今はタンポポの代わりにたくさんのシロツメクサが咲いています。
ここは、私が好きな場所の一つです。


シロツメクサで花の冠を作ったことがある人は多いかもしれませんが、私にもそんな思い出があります。

小学校の低学年の頃でした。
同じクラスにチーちゃんと言う男の子がいました。
『秀光』という名前なのに何故か自分のことをチーちゃんと言うので、みんなもチーちゃんと呼んでいました。
チーちゃんは今で言うオネエキャラでした。
女の子ばかりの中で育ったらしく、動作も言葉遣いもまるで女の子と同じでした。
くりくり坊主なのに、言葉遣いは女言葉という面白い子でした。
私はそのチーちゃんと何故か気が合ってよく遊びました。
男の子だけれど、私にとっては女の子と遊んでいるのと同じ感覚でした。

ある時の放課後、私はチーちゃんと遊ぶ約束をしました。
約束の場所で会い、私はチーちゃんに連れられてシロツメクサが一面に咲いている野原へ行きました。
私たちは、シロツメクサを摘んで花の冠を作りました。
チーちゃんは器用で、私よりずっと上手に冠を作ります。
そして、作った花の冠を私の髪に乗せてくれました。

楽しかったなぁ・・・。

ところが、翌日学校へ行くと、大変なことになっていました。
私とチーちゃんが野原で花の冠を作って遊んでいるのを誰かが見たようです。
それで、
「あーらら、こらら、
見ーちゃった、見ーちゃった!」
となったわけです。
クラスの男の子達から、はやし立てられました。
二人は、みたいに言われました。

私にとってチーちゃんは男の子でも何でもなく、どちらかと言うと女の子に近い存在でした。
何より気が合ったし、一緒に遊んでいるのはとても楽しかったのに、そんな風に言われて悲しくなりました。
チーちゃんは、顔を真っ赤にして怒りました。
そんな時は、チーちゃんが男の子に見えました。

そして、私たちは気まずくなり、あまり遊ばなくなりました。
その後のチーちゃんのことは、まったくわかりません。

チーちゃんのことがあったせいか、今でも私はオネエキャラの人が好きです。





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