はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

裾野のドッグラン

2006年11月08日 | お出かけ
昨日の続きです。
富士山のふもとのドッグランは、紅葉がきれいでした。
園内は植え込みなどもきちんと手入れされていました。







池には、白鳥がいたり、


小屋では、ウサギがぴょんぴょん飛び跳ねていたり、
汽車ポッポやメリーゴーランドがあったりして、



小さな子供の遊び場としては、
手ごろなのかもしれないと思いました。


園内には数ヶ所のドッグランがあり、大型犬専用、小型犬専用、大小を問わずOKなところなど、さまざまでした。
確か5~6ヶ所あったと思います。

クマと勘九郎はリードを放した途端、
走り出しました。




ハイジは、相変わらず私に抱っこ、抱っこで、
一人で歩いたり走ったりしようとしません。


仕方ないのでまめたろうと一緒に、
みんなが走っているのを見ていることにしました。





ここでも、まめたろうは、ご機嫌さんです。


楽しいはずのドッグランだったのですが、実は、入った途端に娘の様子が変わりました。
ここは、ドッグランだけではなく、犬のレンタルもしているのです。
園の中には、たくさんの犬達がいるレンタル犬の犬舎や、レンタルに適さない犬達の犬舎がありました。
園に入ったとたん目に入ったのは、このワンコでした。
たった、1匹だけで檻の中に入っています。


心なし寂しそうな顔に見えてしまいます。


このワンコを見た途端、娘の顔は曇り始めました。
「どうして、あの犬だけあそこにいるの?」と娘は言い出し、直視できなくなっていました。

足取りが重い娘です。


レンタル犬の案内


それぞれ事情があって、犬が大好きでも自分では飼えないという人はたくさんいるのだと思います。
そんな人たちが、ここで自分の好きな犬を借りて、一日一緒に過ごすことができるようになっているのです。

犬舎の中ではたくさんのさまざまな犬種の犬達が借り出されるのを待っています。



手前の犬達は、狭い犬舎の中を行ったり来たりしています。
娘に言わせると「あれは、ストレスから来る行動」だそうです。
そう言われてみれば、ハイジが初めて我が家にやってきたとき、ケージの中に入れた途端に同じような行動をしていました。
娘は学校の教材犬だった頃のハイジのことを思い出したようです。

若い人たちに借り出されたワンコ。

後ろのほうは、
レンタルを待って行列を作っている人たちです。


さほど広くない園内なので、中を歩いていると何度も同じ場所を往復するような形になります。
そこを通るたびに、レンタルを待っている人たちの列は減ることはなく、いつまでも列が作られていました。
娘は、
「ハイジもそうだったように、犬達は、人が来ると犬舎から出してほしくて、媚を売るんだ」
と言います。
「あんなにたくさんの人がいても、最後までレンタルされない犬だっているんだろう」
と嘆きます。
娘は、レンタルされない犬達の犬舎の前を通るたびに、「切ない」「切ない」を繰り返し、楽しくドッグランで遊ぶはずの一日が、何だか、娘の切なさでかき消されてしまいました。

アジリティのショーも行われていました。


娘があまり「切ない」「切ない」というので、私も「広島のワンワンランド」のことを思い出していました。
でも、ここのワンちゃんたちは、レンタルされない犬達や、初めからレンタル犬に適さない犬達は、従業員が、園内を散歩させているのを見かけましたし、暖かい日のあたる場所で気持ちよさそうに昼寝をしているワンコもいたりで、レンタルされないからと言って、一概にかわいそうだとは言えないと私は思い、それを娘に話しました。
娘もだいぶ気持ちが和らいだようです。

気を取り直して、別のドッグランに入ってみました。

主人がトイレに行ったのを気にして、
じっと待っています。


そうしているうちに日本代表のユニフォームを着たワンちゃんがやってきました。


クマは、自分が先に入っていたせいかウーッっと威嚇して、そのワンちゃんを寄せ付けません。
クマはリードでつないで、勘九郎だけ遊ばせました。
ハイジは相変わらず私のひざの上です。
若いご夫婦の連れたワンコでした。
若いご夫婦がボールを投げると、勘九郎も一緒になって、走っていました。


かなり高額な入園料だと思いました。
でも、ワンちゃんたちの維持費だと考えれば、それも仕方ないかなと思いました。
あそこのワンちゃんたちが居心地良くすごせたらいいなと願うばかりです。

30回目の結婚記念日は、こんな風にして過ごしました。
楽しかったような、気持ちがキュンとなったような複雑な一日でした。


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