はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

まめたろうとお月さま

2010年11月11日 | まめたろう
最近は日が暮れるのが早くなり、私が仕事を終える頃はもう真っ暗です。
今年の初め、暗がりで自転車に乗って転倒し左手首を骨折してからは、都合がつく限り娘が迎えに来てくれるようになりました。
もちろん、まめとツブも一緒です。
まめは幼稚園の疲れで、迎えに来るときは大抵車の中で眠っています。

先日、いつも行くスーパーが特売日でした。
なので、帰りにスーパーに寄って帰ろうということになっていました。
仕事を終えて迎えの車に乗り込むと、珍しくまめたろうが起きていました。

そして、
「ババ、見て!お月さまだよ。」
と言います。
まめたろうが指差す方を見ると、きれいな三日月が出ていました。
「あれは、三日月さまって言うのよ。」
と私は言いました。
三日月は、右側の窓からみえました。

「お月さまの中には、うさぎがいるんだよ。そのうさぎは、ボクのことが好きらしくて、お月さまに『まめクンと一緒に行こう!』と言ったらしい。それで、お月さまはボクの後をずっとついてくるんだよ。」
と言います。
そんな話をしている時に、曲がり角に来ました。
「ボクたちは、ここを曲がるんだけど、お月さまもついてくるかなぁ。」
とまめは言います。
「大丈夫、きっと、付いてくるよ。」
と言うと、まめは、気になるらしく乗り出して三日月を見ていました。
信号が青になりました。
「あっ、曲がる!曲がっちゃうよ。ボクたちがこっちに曲がるのをお月さま、わかるかなぁ。」
と言います。
一瞬三日月はまめの視界から消えたようです。
「やっぱり、わからなくなったみたい。」
と言った瞬間
「あっ!いた!反対側にいた!」
と、言って大喜び。
車が右折したため、三日月は左側の窓から見えました。
「お月さまはどこまでついてくるんだろう?」
とまめは言います。
「まめのおうちまでついてくるんじゃないの?」
と言うと
「ウチまでは来ないよ。きっとスーパーまでなんじゃない?」
と言います。
しばらく走っていると、まめは突然
「お月さま~!先に行っても良いよ~!」
と叫びました。
意味がわからずにいると、まめは
「あれっ、お月さまも一緒に止まってる!ほら、動かないよ。」
と言いました。

車が信号で止まりかけたので、まめはお月さまに先にスーパーに行くように言ったらしい。
車が走り出すと、またお月さまもついてくるので、まめは大喜び。
信号待ちのたびにお月さまも一緒に止まったり走ったりするのが楽しくて仕方がないみたいでした。
「お月さまっておもしろいね。ずっとボクと一緒なんだね!」

途中、家や木でお月さまが見えなくなるたびに心配していましたが、とうとうスーパーまでお月さまはついてきました。
「ボク、お買い物してくるけど、お月さまはもういなくなっちゃうんだろうな。」
とまめは言います。
「ずっと待っていてくれるかもよ。」
と私が言うと
「そんなことないと思う。いなくなると思う。」
とまめは言います。

3~40分、買い物の時間がかかったと思います。
スーパーを出て駐車場に行くと、もうお月さまの姿はありませんでした。
まめは車を降りる時にお月さまがいた場所を一生懸命探していましたが、見つからなかったようです。

娘もまめと一緒にお月さまを探していました。
あちこち探したけれど見つからなかったらしく、
「お月さまは、どこへ行っちゃったんだろう?」
と言うので、
「家に帰ったんじゃないの?」
と私が言うと、
「そんなわけないでしょ!
と娘


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