はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

大事なランドセル

2017年09月25日 | まめたろう
先週の夕方、そろそろ勘九郎とはなの散歩に行こうかな?と思っていたころ、”ピン・ポーン”と、玄関のチャイムが鳴りました。
宅配便でも来たのかな?と思い、モニターを覗くと、画面いっぱいにまめたろうの顔が写っていました。
「あら、まめ?待ってて!」
と言って、急いで玄関のカギを開けました。
まめは、かなり息を切らしていて、言葉が続かないくらいハアハア言っていました。
「どうしたの?自転車で来たの?」
と聞くと、家からずっと走ってきたと言います。
私は、事情が呑み込めず、何がなんだかわからないまま、まめを家の中に入れました。
まめの呼吸が落ち着いてからよく聞くと、家のカギを持たずに学校へ行ってしまい、家の中に入れなかったと言います。

その日は、ツブのゴールキーパー教室でした。
それで、娘たちは、まめが学校から帰るより前に家を出てしまい、カギを忘れたまめは、家の中に入れなかったというわけです。
「ババに家のカギを開けてもらおうと思って、家にランドセルを置いて、走ってきた」
と、言います。
娘は、私たちとパパの実家に自分の家のカギを預けているので、まめはそれを思い出して走ってきたんだと思います。

そのあと、英会話スクールがあるので、その前に英語の宿題をやらなければならないから、早く家に入らないといけないと言います。

それを聞いて、勘九郎とはなの散歩は後回しにすることにして、まめを車に乗せて家まで行くことにしました。
行く途中の車の中で、まめは、
「ランドセル、大丈夫かなぁ。
外からはわからないところに隠して来たんだけど、ランドセル、盗まれたりしないかなぁ」
と言います。
「大丈夫よ。ランドセルなんて持っていく人、いないよ。」
と、私は言ったのですが、まめは、
「そんなのわからないよ。ランドセルがなくなったら大変だよ。」
と言います。
そんなに学校の教材が大事なのかと思ったのですが、まめは、
「だって、あのランドセル、良いランドセルなんだよ。高いランドセルなんだよ。あれが、なくなったら困るよ。」
と、言うので、まめが心配なのは、教材ではなくて、ランドセルそのものだというのがわかりました。
「大丈夫よ。いくら高そうなランドセルでも、そんなもの誰も盗ったりしないよ。」
と、私は言いました。
そんな話をしているうちに、家に着きました。

まめは、車から降りると、急いでランドセルを隠した場所に飛んで行ったようです。
そして、
「あった!あった!よかった!」
と、うれしそうにランドセルを抱えて来ました。
私は、当然だろうと思いましたが、まめがあまりにうれしそうにしているので、
「そう、良かったね。」
と、言いました。

まめのランドセルというのは、これです。
『ナイキのランドセル』

まめにとっては、とても大切なものなんだというのが、わかりました。
私の娘や息子の頃は、6年間ランドセルを持つ子供は少なく、5年生くらいになると、別のカバンに変えていたものですが、最近はランドセルも長持ちするようになったためか、みな小学校を卒業するまでランドセルを背負うようです。
自分のランドセルをとても気に入っているようで、良いことだなと思いました。


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