キッチンではスリッパを

一ヶ月以上前のことですが、娘が食器棚から食器を出そうとした途端、手が滑り、食器を落としました。
食器は割れて、あちこちに散らばり、大き目のかけらが一つ、娘の足先に刺さりました。
かなりの出血があったそうです。
血はなかなか止まらず、必死で止血しました。
パパは、まだ帰っていなくて、娘が止血している間、三人の子供たちが娘の指示通りに動いてくれて、助かったと言っていました。
こういう突然の場面になると、小さな子供でもそれなりにやれるものだと思ったと娘は言います。
そうこうしているうちに何とか出血は止まりましたが、パパが帰ってきて、とりあえず病院へ行くように言われたそうです。

翌日、病院へ行ったところ、すでに出血は止まっているので、
「縫いますか？どうしますか？縫ったほうが早く治りますよ。」
と言われ、その時に、医師が傷口をよく見ると、傷口にはまだ陶器のかけらが残っていて、それを取り除くと、傷は思った以上に深く、腱まで切れているのがわかったそうです。
先生もびっくりして、「これは大変だ」ということになり、腱をつないで、傷口を縫い、傷が治っても、しばらくはリハビリをしないと指先が動かなくなると、言われたそうです。
「道理で、指が動かないと思った」
と娘は言っていました。
やはり病院へ行って良かったと話していました。

娘は、いつもは、台所に立つ時は、必ずスリッパを履く習慣があったのに、その時に限ってスリッパを履いていなかったとか。
スリッパを履いていれば、そんなに大きな怪我はしないで済んだと思われます。

その話を聞いて、私も気をつけなければ・・・と思っていました。

冷え性の私は、真夏でも、靴下は欠かせません。
でも、さすがに足全体を覆ってしまう靴下は暑いので、つま先とかかとを覆うだけのカバーソックスを履いています。
夜、寝るときは、暑いので、タオルケットをお腹のかける程度で、足はむき出しで寝ていますが足先が冷えるので、カバーソックスを履いて寝ます。
なので、今の時期は、２４時間、カバーソックスを履いているという日々です。

冬は足が冷えるので、スリッパは、欠かせませんが、夏は、カバーソックスを履いているため、キッチンに立つときも、抵抗なくそのまま立ってしまいます。
それに、犬たちが、フローリングで滑らないよう、リビングからキッチンまでタイルカーペットを敷き詰めているため、余計にスリッパを履くのを忘れてしまいます。

娘にそんな事故があった後なのに、私は、スリッパを履き忘れて、足の上に物を落としました。
娘と同じように足先に当たり、痛みでしばらくは、立ち上がることができませんでした。
どこがどうなっているのか、外見上は特に腫れてもいないし、わからないのですが、２週間以上経った今でもその指が痛みます。

キッチンは危険が一杯です。
足の上に物を落とす危険が一番多い場所だと思います。
おっちょこちょいの私は、包丁やはさみを落としたこともあります。
そんな事があるのに、ついスリッパを履くのを忘れてしまいます。

本当にキッチンに立つ時は、真夏でもスリッパを履かなければ・・・と思います。