私が今の時期にウォーキングに出かける時間は、朝の5時から6時の間です。
特に目覚ましをかけているわけではなく、目が覚めたら起きるという日々なので、ウォーキングに出かける時間もまちまちになります。
家を出る時間に1時間くらいの誤差があるので、その日その日で、ウォーキングで出会う人が違います。
よく会うのが、三人組のおばちゃんたちです。
その三人は、別々の道からやってきて、同じ場所で待ち合わせをして、三人で一服して、それからまた三々五々別々の道で帰っていきます。
大声を挙げて、歌を歌いながら土手を歩いているおじさんもいます。
その声は、かなり遠くの方から聞こえてきます。
詩吟のようなゆったりした歌をとても低い音程で歌います。
私は聞いたことのないような歌ですが、詩吟とは違うと思います。
どんな顔をしてすれ違うのかな?と思うのですが、サングラスをかけているので、目はどこを見ているのかわからず、すれ違う人の存在などまったく無関心で、黙々と自分の世界に入っているように見えます。
それから、後ろ向きに歩いているおじさんもいます。
ウォーキングコースの途中に土手からの道で、150メートルくらい一直線になっている広めの道路があるのですが、その道路の端から端まで、後ろ向きで歩ています。
きっと、何か意味があるんだろうと思うのですが、たまに自分の道を誤らないように、後方を見て自分の位置を確かめながら、後ろ向きで歩いています。
その他にも色々な人に出会うのですが、私がウォーキングを始めた頃から、よく出会うおじさんがいます。
私よりは年上だと思うのですが、白髪頭に無精ひげで、いつも苦虫を噛み潰したような顔をして歩いています。
私はすれ違う人には、大抵会釈をするので、そのおじさんにも会釈をします。
すると、その人は、にこりともせずに頭を下げてすれ違います。
私が会釈をしても、無視する時もあります。
一年くらい前だったか、私がいつも立ち寄る神社の境内で、ラジオをかけてラジオ体操をしているのを見かけたことがあります。
たまに夕方の二匹の散歩の時、自転車に乗ったその人を私の家の近くで見かけることがあるので、どこに住んでいる人だろう?と思っていました。
先日、主人と車に乗っていた時、自転車に乗っているおじさんとすれ違いました。
主人に
「あの人、よくウォーキングですれ違うのよ。」
と話すと、あの人は、私の家のすぐ近くの桜の木のそばで畑をやっているということでした。
主人は、そのおじさんが畑でラジオをかけてラジオ体操をしているのをよく見かけると言っていました。
「以前は、神社でラジオ体操をしていたのよ。最近神社では見かけないと思ったら、今は、畑でラジオ体操をしているのね」
と、話しました。
昨日の夕方、勘九郎とはなを連れて散歩していたとき、やはり、自転車に乗ったそのおじさんに出会いました。
以前も何度か夕方の散歩で会い、そのたびに会釈はしていました。
昨日も、いつもと同じようにおじさんに会釈をすると、おじさんは、いつもと違ってじっと私を見ました。
そして、突然、
「うぉ~!」
と、声をあげました。
「うぉ~、あっ、あ~っ!」
と、わけのわからない声を挙げて、うれしそうに笑いました。
おじさんは、それ以外は何も言いませんでしたが、私は、おじさんの言いたいことがわかりました。
私が、いつもウォーキングで会う人間だと言うのが、初めてわかったようです。
おじさんは、
「朝、いつも会う人だったんだね!」
と言いたかったんだろうと思いました。
私は、ウォーキングの時は、上下黒のサウナスーツを着て歩いていますが、夕方は、普通の服を着ているわけで、パッと見、全く違う印象になっているのだろうと思いました。
あのいつも苦虫をかみつぶしたような顔つきのおじさんが、笑ったのを初めて見ました。
次に会う時は、あのあじさんは、どんな反応をするんだろうと思いました。
やっぱり、いつも通り、苦虫噛みかな?
特に目覚ましをかけているわけではなく、目が覚めたら起きるという日々なので、ウォーキングに出かける時間もまちまちになります。
家を出る時間に1時間くらいの誤差があるので、その日その日で、ウォーキングで出会う人が違います。
よく会うのが、三人組のおばちゃんたちです。
その三人は、別々の道からやってきて、同じ場所で待ち合わせをして、三人で一服して、それからまた三々五々別々の道で帰っていきます。
大声を挙げて、歌を歌いながら土手を歩いているおじさんもいます。
その声は、かなり遠くの方から聞こえてきます。
詩吟のようなゆったりした歌をとても低い音程で歌います。
私は聞いたことのないような歌ですが、詩吟とは違うと思います。
どんな顔をしてすれ違うのかな?と思うのですが、サングラスをかけているので、目はどこを見ているのかわからず、すれ違う人の存在などまったく無関心で、黙々と自分の世界に入っているように見えます。
それから、後ろ向きに歩いているおじさんもいます。
ウォーキングコースの途中に土手からの道で、150メートルくらい一直線になっている広めの道路があるのですが、その道路の端から端まで、後ろ向きで歩ています。
きっと、何か意味があるんだろうと思うのですが、たまに自分の道を誤らないように、後方を見て自分の位置を確かめながら、後ろ向きで歩いています。
その他にも色々な人に出会うのですが、私がウォーキングを始めた頃から、よく出会うおじさんがいます。
私よりは年上だと思うのですが、白髪頭に無精ひげで、いつも苦虫を噛み潰したような顔をして歩いています。
私はすれ違う人には、大抵会釈をするので、そのおじさんにも会釈をします。
すると、その人は、にこりともせずに頭を下げてすれ違います。
私が会釈をしても、無視する時もあります。
一年くらい前だったか、私がいつも立ち寄る神社の境内で、ラジオをかけてラジオ体操をしているのを見かけたことがあります。
たまに夕方の二匹の散歩の時、自転車に乗ったその人を私の家の近くで見かけることがあるので、どこに住んでいる人だろう?と思っていました。
先日、主人と車に乗っていた時、自転車に乗っているおじさんとすれ違いました。
主人に
「あの人、よくウォーキングですれ違うのよ。」
と話すと、あの人は、私の家のすぐ近くの桜の木のそばで畑をやっているということでした。
主人は、そのおじさんが畑でラジオをかけてラジオ体操をしているのをよく見かけると言っていました。
「以前は、神社でラジオ体操をしていたのよ。最近神社では見かけないと思ったら、今は、畑でラジオ体操をしているのね」
と、話しました。
昨日の夕方、勘九郎とはなを連れて散歩していたとき、やはり、自転車に乗ったそのおじさんに出会いました。
以前も何度か夕方の散歩で会い、そのたびに会釈はしていました。
昨日も、いつもと同じようにおじさんに会釈をすると、おじさんは、いつもと違ってじっと私を見ました。
そして、突然、
「うぉ~!」
と、声をあげました。
「うぉ~、あっ、あ~っ!」
と、わけのわからない声を挙げて、うれしそうに笑いました。
おじさんは、それ以外は何も言いませんでしたが、私は、おじさんの言いたいことがわかりました。
私が、いつもウォーキングで会う人間だと言うのが、初めてわかったようです。
おじさんは、
「朝、いつも会う人だったんだね!」
と言いたかったんだろうと思いました。
私は、ウォーキングの時は、上下黒のサウナスーツを着て歩いていますが、夕方は、普通の服を着ているわけで、パッと見、全く違う印象になっているのだろうと思いました。
あのいつも苦虫をかみつぶしたような顔つきのおじさんが、笑ったのを初めて見ました。
次に会う時は、あのあじさんは、どんな反応をするんだろうと思いました。
やっぱり、いつも通り、苦虫噛みかな?