はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

突然の悲報

2014年05月16日 | 出来事
夕べのことです。
9時頃だったと思います。
お風呂に入ろうと立ち上がった途端、私の携帯電話が鳴りました。
こんな時間に電話をよこすのは、娘だろうと思いました。
でも、携帯を見ると弟からでした。
弟は、メール派で用事はメールで済ませます。
弟から電話がある時は、大抵緊急を要するような良くないことです。

電話に出ると、電話の声は弟ではなく、甥でした。
「どうしたの?何があったの?」
と、私は甥が何かを言う前に言いました。
一瞬、間があった後、
甥は、
「オヤジが死んだ」
と言います。
私は、何のことがわからず、
「えっ?何?何言っているの?」
と言いました。
いや、言ったような気がします。
私も気が動転してして、何をどう話したのか覚えていません。

甥が言うには、弟は仕事の関係でゴルフへ行き、そこで倒れたということでした。
病院へ行った時には、「もう、ダメだ」と言われたと言います。
「心筋梗塞だったみたいです。」
と、甥は言います。
私は、
「うそでしょう?」
とか
「そんな馬鹿な」
など、そんなことばかり繰り返していたように思います。

だって、ゴールデンウィークには一家で私の家に来て、賑やかに過ごしたばかりです。
一週間前にも弟と電話で話をしたばかりです。
それが、どうしてそんなことに・・・。
色々なことが頭の中をめぐりましたが、弟の奥さんの事が頭に浮かびました。

仲の良い夫婦でした。
「お母さんは、どうしている?」
と甥に聞くと、
「今は、落ち込んでいて何もできない状態だから、とりあえずオヤジの携帯でボクが連絡しました。」
ということでした。
「そう・・そうでしょうね。お母さんを頼むね。しっかり見てあげてね」
と甥に話し、私も翌朝一番で実家へ行くと言い、電話を切りました。
詳しいことなどは、実家へ行ってから聞けば良いと思いました。

主人に弟のことを話し、息子や娘にも連絡しました。
みな突然のことで言葉を失い、それぞれが眠れない夜を過ごしたと思います。

夜中に弟の奥さんから電話がありました。
声はしっかりしていて、大分落ち着きを取り戻したようです。
今、千葉の警察署から帰っている途中だと言っていました。

奥さんの話では、弟は電車の中で倒れて、そのままだったそうです。
奥さんの話を一方的に聞くだけで、私の方から色々質問はしなかったので、あくまでも想像ですが、時間から言ったらゴルフを終えて会食して、その帰りの電車の中だったのではないかと思います。

現在、千葉県の警察署に弟の遺体があるということでした。
「これから解剖することになるので、遺体の引取りができれば家族も千葉へ行くことになると思うから、色々なことはまた明日連絡します」
ということでした。
「それじゃあ、私が明日行っても仕方ないね。」
ということで、今日の私の実家行きはなくなりました。

それにしてもあまりに突然で、私も現在、何も手につかない状態です。
両親も亡くなってしまい、最後に残った私の身内です。
弟とは、特別親しくしていたわけでもなく、かと言って喧嘩をすることもありませんでした。
つかず離れずの関係でしたが、お互い姉弟として心のどこかで頼っていた部分はあったと思います。

両親が亡くなった時は、長期にわたり入退院を繰り返していて、ある程度心の準備がありましたが、弟のことはまったく予期しない出来事で、地に足がつかないような状態です。
実際、こんなことになって、弟の存在がこんなに大きいものだったのかと驚かされています。
弟の笑い声ばかりが耳から離れず、思い出すのは弟の子供の頃の顔ばかりです。

どうかすると突然涙が出てきて、止まらなくなります。
今日一日、一人でどう過ごしたらよいのかわかりません。
じっとしていられないので、買い物にでも出かけてしまおうかと思ったりしています。

私は、本当に一人になってしまったんだなぁ。


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