私の周辺の名物は、春になると先日の芝桜、夏にはひまわり、秋には、彼岸花と目に美しい自然の風景があります。
そして、もう一つ、
ひそかに、知る人ぞ知る名物があるのです。
それは、赤いおじさんです。
(もしかしたら、私と娘の周辺だけかもしれませんが・・・)
私の家の最寄の駅は、JR相模線の無人駅です。
以前は、上の画像のような駅でした。
画像と違うのは周辺が田んぼというところだけです。
今でこそ、屋根やフェンスができましたが、数年前までは、ただ駅の看板が立っているだけの駅でした。
遠くから見ると、そこに駅があるのかどうかさえ、よくわからないほど。
私の家から電車に乗るには、線路をまたいで反対側に行き、ホームに上らなければなりませんでした。
今でも電車のドアの開閉は、自分でボタンを押して乗り降りします。
当時、娘は、高校時代その駅から通学していました。
クマを連れて帰ってきたのもその駅からです。
話が脱線しました・・・電車なだけにネ。
な~んちゃって。
ある日、娘が帰ってくるなり
「顔中を真っ赤に塗っている人がいた!」
と言うのです。
その無人駅の周辺をウロウロしていたそうです。
次の日も、また次の日も・・・。
顔を赤く塗っている人といっても私には想像もできず、どんな人なのだろうと思っていました。
ところが、それから数日経ってから、娘と車で出かけたとき、娘が「あっ!赤いおじさんだ!」と言うので、その方向を見ると、本当に顔中を赤く塗った中年の男性が歩いていました。
こんな風に | |
時には、 |
|
時には、 |
何故、このおじさんが顔を赤く塗っているのか、定かではありません。
娘が言うには、「あれは絵の具だろう」と言います。
翌日、会うと色が薄くなっているそうです。
「すっかり色が取れてしまうと、また新しく塗るのだろう」と言うのです。
確かに、ここに書いたように見るたびに色塗りの感じは違っていました。
赤いおじさんは、ただ、そうして町を歩き、電車にも乗ったりしているようです。
先日、久しぶりに赤いおじさんを見かけました。
やはり、車に乗っていて、娘が見つけました。
でも、おじさんは、もう赤くはありませんでした。
普通のおじさんになっていました。
でも、道端に座り込んで、数本のお酒のびんを広げて、一人で宴会をしていました。
やはり、赤いおじさんは、普通のおじさんではなさそうです。
不思議なおじさんが、私の町に存在しているのです。
初めてエクセルを貼り付けてやってみました。
画像に枠をつくらなければ、文字数をオーバーすることはなさそうです。
どうだい!ともちゃん、50代でも、エクセル枠はできたぞぃ!