そうだ！初心にかえろう！

４月半ばの事です。
湘南平へ行って来ました。

珍しく主人が突然、「行こう！」と言い出しました。
私たち夫婦は、大抵、私の提案で出かける事が多く、主人は私が「行こう」と言うと、つきあってくれます。
でも、今回は珍しく主人の方から行こうと言い出しました。

この日は朝からお天気も良く、風も穏やかでお出かけ日和でした。
「お天気が良いから、富士山もよく見えるかもしれない」
と主人は言います。
そして、
「３匹も一緒に連れて行こう！」と。

八重桜が満開で、つつじは咲き始めの頃でした。

湘南平と言えば、私がブログを始めた頃、３匹を連れて行った場所です。
あの時の３匹は、はなではなくハイジでした。
季節も違いました。
でも、あの時の事をたくさん思い出しました。

テレビ塔はきれいに塗り替えられていました。
あの頃は、息子にも彼女がいて、彼女と一緒にこのテレビ塔に来て、鍵をかけたと言っていたっけ。
そんな事が、もうとっくの昔の事になってしまったのが、悲しくもありました。

相変わらず、猫が多くて、あちこちで見かけました。

この猫ちゃんは、大人しかったのですが、この後で見かけた猫は、白い毛足の長い猫だったのですが、身体を丸めて毛をそそり立たせていました。
普通に通り過ぎようとした瞬間、突然、クマに襲いかかってきました。
それで、クマも気づき、応戦しようとしたので、慌てて猫から引き離して、事なきを得ました。
特にひっかかれたりしていなかったので、ほっとしました。
そういえば、以前行った時も猫がいて、クマも若かったので、猫を見つけては追いかけていたのを思い出しました。
今は、猫にさえも気づかず、逆に襲われるようになってしまいました。

展望台です。

あの頃と全然変わっていない！

私ははなを抱いて先に展望台を上りました。
主人は勘九郎を抱いて上ってきます。

展望台から見えるテレビ塔です。


真ん中あたりに小さく黒く見えるのが江ノ島。


真ん中に白い雲の下に見えるのが富士山。
雪をかぶっている部分が雲と間違えそう。

やはり、冬と違ってこの季節はお天気が良くても、もやってしまって、見晴らしはイマイチでした。
最上階の展望台で写真を撮りながら、主人が来るのを待ったのですが、いくら待っても主人は来ません。
見ると・・・

下の階で、景色を見ていました。
「どうしたのー？来ないのー？」
と、上から、大声で聞くと
「クマが螺旋階段を嫌がって上らないんだよ」
との事。
この階段です。

上から見たクマは心なしか、照れくさそうでした。


猫にはやられるし、螺旋階段は上れなくなったし、本当に年を取ったんだなぁと思いました。

はなも高所恐怖症なんです。

なので、今回は展望台に上っただけで、テレビ塔には上りませんでした。
たぶん、３匹とも尻込みして上らないだろうと思いました。

家で作ってきたおにぎりを食べた後、海へ向かいました。
以前、クマと一緒にここから歩いたことのある大磯の海です。
行く途中、主人とその頃の思い出話をしました。
「あの頃は、クマも若かったなぁ。よく一緒に長時間歩いたよなぁ」と。

海に着いた頃は、３匹ともぐったりしてして、眠りこけています。
こんなに疲れてしまっているのでは、やめた方が良いだろうということで、海岸には下りずそのまま家に帰ることにしました。

あの時もそうだった。
３匹を連れて湘南平へ行き、その帰り車の中で、疲れた３匹が眠りこけて、家に帰っても眠りっぱなしだったっけ。。。
湘南平へ行ったのをきっかけに以前の記事を読み返しました。
『湘南平』
ブログを始めたばかりで、何もかもが新鮮でした。
我が家の３匹が世界中にネットで配信され、多くの人に３匹が見てもらえる！それだけでうれしさがいっぱいでした。
当時のブログ友は今とは全く違った人たちでした。
時を経るごとにブログ友も変わり、多い時は、３０人以上いたブログ友も徐々に減って来ました。
今では、ブログをやめてしまったり、お休みしている人もたくさんいます。
何とも寂しい限りで、時々「私も、止めちゃおうかなぁ。」と思うこともあります。
でも、ブログを書くのは、私の楽しみでもあり、ボケ防止でもあります。
こうして残しておけば、写真入りで過去のことを思い出すことができます。
この先、何年生きられるか、何年続けられるかわかりませんが、ブログは、私の一番の生きた証、私の一番の財産なのかもしれないと思いました。
そうだ！初心に帰ろう！
私のブログを読んでくれる人は減ってしまったけれど、わたしが書いたことがネットで配信されるのは、同じ。
誰かが読んでくれている！
それを糧として、やっぱり、ブログを続けよう！
気持ちを新たにできた湘南平でした。