臨機応変

先日息子が仕事から帰ると
「あのバカが！」
と怒っています。
聞けば、道路の譲り合いのことのようです。
私の家の付近は、かつての農道を生活道路にしたところがほとんどなので、どこも狭い。

息子が仕事から帰る途中、前から車が来たそうです。
息子の車は比較的大きな車で、前から来る車もかなり大きかったそうです。
そこで狭い道をすれ違うのは大変なので、息子は少しスピードを出して進み、先に自分の家の方へ右折しようとしたそうです。



相手の車は直進なのでそうすれば、面倒なすれ違いもなくお互いスムーズに道を通ることができるからです。
ところが対向車は自分の方が優先だとばかりにクラクションを鳴らして、直進してきたそうです。
なので、当然すれ違いは大変。
やっとのことで、すれ違ったのですが、そこで、息子はキレて、
「お前、バカじゃないか！」
と怒鳴った。
相手も窓を開けて
「直進が優先だろう！」
というようなことを言った。
息子はカッと血が上ると怒鳴るほうが先になってしまうので、
「てめえ、やる気か？」
と言ったとか。
その途端、相手は車を走らせて行ってしまったそうです。
「そんな相手だったから良かったけど、それで腹を立てて、手を出してくる人だったどうするつもりだったの？」
と言いました。
キレル息子にも困ったものですが、相手も相手だなぁと思いました。

当然私も同じ道を通って家に帰るわけですが、対向車が来たとき、ウインカーを出せば、大抵直進する車は私が曲がるまで待っていてくれます。
そのほうがお互い楽に通れるからです。
交通ルールからすれば、直進優先ですが、こんなときは臨機応変に対応するのも運転のマナーだと思います。