ハネムーン期間

バラク・オバマさんが大統領就任式を終えてから、最近の日本のメディアの話題は、そればかり。
この世界的に厳しい経済情勢の中なので、黒人初の大統領はいろいろな意味で、世界中から関心をもたれているのでしょう。

アメリカの場合、メディアと新政権の間では協定のようなものがあり、大統領就任後１００日間は、大統領に関して批判的な記事を書かないそうです。
その１００日間のことをハネムーン期間といい、その間は議会との関係も良好で、新大統領はその間に一気に政策を進めるとか。

現在、オバマ氏の支持率は８０％台だとか。
就任直後とはいえ、２０％台になってしまったどこかの総理大臣とは大違い。
野党の第一党も今は、漢字テストをしている時じゃないでしょう！

昔からアメリカがくしゃみをすると日本は風邪を引くといわれている関係。
そろそろアメリカから離れて独自の政策を・・・と言う声も多く聞きます。
私は経済のことはよくわかりませんが、これだけの円高が続き、今後ももっと円が高くなるような話もあり、輸出大国の日本がこの先どうなってしまうのかと心配ばかりがつのります。
とりあえずは、国内の景気をまわすために、昔のように鎖国政策なんてどうなの？と思ったり。

オバマさんもハネムーン期間の今は英雄のようにもてはやされていますが、この１００日が終わってからが勝負でしょう。
アメリカのメディアも、ハネムーンの１００日の間に見つけた批判や中傷をずっと暖めているのかもしれません。

でも、でも、でも、でも・・・
そんなことより、この世界的な不況をどう乗り越えていくのか？
オバマさんは、風力発電などのクリーンなエネルギーを生み出すものに力を入れることで雇用を増やそうというグリーン・ニューディール政策を打ち出しているそうですが、どんな形でも雇用が確保され、経済が回っていけば明るい兆しも見えてくるというものです。
国内の政治家の誰にも頼れない今、私のように藁をもすがる思いで、オバマさんに期待している人も多いのでは？