体育の日、主人は、四国から出てきた友達に会うために出かけました。
隣の駅まで主人を送った後、家でのんびりしていたところ、息子が
「昼、何食べるの?」
と言ってきました。
家にいても、滅多に昼食は食べない息子なので、何か食べたいものがあれば、買い物をして来ようと思い、
「何が食べたいの?」
と聞きました。
すると、
「ラーメンを食べに行かない?」
と言います。
息子が誘ってくるのは、当然、ご馳走してくれるわけなので、私はすぐに「良いよ~」と返事。
ラーメン屋さんへ行くと、ちょうどお昼時だったため、店内だけでなく、お店の外でも何組か待っている人がいました。
番号札を取り、待っている間にメニューを見て、食べたいものを決めます。
「ビール、飲まないの?飲んでも良いよ。帰りはオレが運転していくから。」
と息子が言うので、生ビールを飲むことにしました。
しばらく待って、案内された席は、お座敷の席で、5~6人座れる場所でした。
座席の一番左側隅にメニューが向かい合わせに置かれていたので、私たちは、向かい合わせに座りました。
生ビールはすぐに出てきたので、それを飲みながら、ラーメンが出てくるのを待っていると、息子が、
「俺たち、あっちの席でも良いよね?」
と、カウンターの席を指差して言います。
息子は、入り口が見える席に座っていたので、お客さんの出入りする様子が見えたようです。
私は、入り口に背を向けて座っていたので、一瞬何の事がわかりませんでしたが、振り向くと入り口の待合場所にたくさんの人が座って待っているのが目に入りました。
どうやら、4~5人の男性グループが順番待ちをしていたのですが、その人たちが全員座れる席がなく、もう少し待って欲しいと店員さんが言っているようでした。
私たちが、空いているカウンター席に行けば、その男性グループが全員そこに座れるわけなので、息子は、自分たちはカウンター席に移動しようと言うことでした。
客席係りの女性を呼んで、その旨を話すと、とても喜んで
「良いんですか?申し訳ありません」
と言うので、私たちは、自分たち用に出された水やビールを持って、カウンター席に座りました。
すると、カウンターの中にいた男性の店員がやってきて、
「申し訳ありません。ありがとうございます。」
と私たちに挨拶に来ました。
「いえいえ。」
と私たちは答えましたが、またしばらくすると、別の男性がやってきて、
「この度は、ありがとうございます。」
と丁寧に頭を下げられました。
どうやら、店長さんのようでした。
なんてことないことなのに、入れ替わり立ち代りお礼を言われると、気恥ずかしく、かえって恐縮してしまいました。
食べ終わって会計をする段になり、息子がレジに行くと、またそこで、席を代わったお礼を言われていました。
そんな話を帰ってきた主人に話すと、
「そこまでありがたがってくれるなら、サービスしてくれれば良いのに・・・」
と言っていました。
ははは
それは、全く考えなかったけれど、普段から自分本位の息子にそんな気遣いがあるのを知って、ちょっと安心した出来事でした。
隣の駅まで主人を送った後、家でのんびりしていたところ、息子が
「昼、何食べるの?」
と言ってきました。
家にいても、滅多に昼食は食べない息子なので、何か食べたいものがあれば、買い物をして来ようと思い、
「何が食べたいの?」
と聞きました。
すると、
「ラーメンを食べに行かない?」
と言います。
息子が誘ってくるのは、当然、ご馳走してくれるわけなので、私はすぐに「良いよ~」と返事。
ラーメン屋さんへ行くと、ちょうどお昼時だったため、店内だけでなく、お店の外でも何組か待っている人がいました。
番号札を取り、待っている間にメニューを見て、食べたいものを決めます。
「ビール、飲まないの?飲んでも良いよ。帰りはオレが運転していくから。」
と息子が言うので、生ビールを飲むことにしました。
しばらく待って、案内された席は、お座敷の席で、5~6人座れる場所でした。
座席の一番左側隅にメニューが向かい合わせに置かれていたので、私たちは、向かい合わせに座りました。
生ビールはすぐに出てきたので、それを飲みながら、ラーメンが出てくるのを待っていると、息子が、
「俺たち、あっちの席でも良いよね?」
と、カウンターの席を指差して言います。
息子は、入り口が見える席に座っていたので、お客さんの出入りする様子が見えたようです。
私は、入り口に背を向けて座っていたので、一瞬何の事がわかりませんでしたが、振り向くと入り口の待合場所にたくさんの人が座って待っているのが目に入りました。
どうやら、4~5人の男性グループが順番待ちをしていたのですが、その人たちが全員座れる席がなく、もう少し待って欲しいと店員さんが言っているようでした。
私たちが、空いているカウンター席に行けば、その男性グループが全員そこに座れるわけなので、息子は、自分たちはカウンター席に移動しようと言うことでした。
客席係りの女性を呼んで、その旨を話すと、とても喜んで
「良いんですか?申し訳ありません」
と言うので、私たちは、自分たち用に出された水やビールを持って、カウンター席に座りました。
すると、カウンターの中にいた男性の店員がやってきて、
「申し訳ありません。ありがとうございます。」
と私たちに挨拶に来ました。
「いえいえ。」
と私たちは答えましたが、またしばらくすると、別の男性がやってきて、
「この度は、ありがとうございます。」
と丁寧に頭を下げられました。
どうやら、店長さんのようでした。
なんてことないことなのに、入れ替わり立ち代りお礼を言われると、気恥ずかしく、かえって恐縮してしまいました。
食べ終わって会計をする段になり、息子がレジに行くと、またそこで、席を代わったお礼を言われていました。
そんな話を帰ってきた主人に話すと、
「そこまでありがたがってくれるなら、サービスしてくれれば良いのに・・・」
と言っていました。
ははは
それは、全く考えなかったけれど、普段から自分本位の息子にそんな気遣いがあるのを知って、ちょっと安心した出来事でした。