はーちゃんの気晴らし日記

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シラミ騒動

2014年06月09日 | 出来事
今まで急がしい日が続き、まめたろうも髪を切る時間がなく、ずいぶん伸びていました。
「このままだと、女の子と間違えられそうよ」
と、私は言いました。
身内の私が見ても、一見、どっちかな?と思うくらいでした。

それで、たまたま時間が空いた日、娘は、まめを美容院へ連れて行きました。
私も行っている、安いカットの美容院です。
まめの順番が来て、カットに入った途端、娘が美容師さんから呼ばれました。
「シラミがいますよ。成虫もいるし、卵もあります」
と言われたそうです。
シラミがいる場合は、カットはできないと言われ、そのまま帰ってきました。

シラミが、戦中戦後の混乱期に大量発生して、学校の生徒が順番に並んで、DDTを撒かれたという話は有名ですが、今はいないものと思っていました。
ところが、娘が保育園の時にもシラミが流行りました。
幸い、娘には移りませんでしたが、保育園で大騒ぎになったことがあります。
最近でもあります。
私がまだ仕事をしていた時、会社の同僚のお孫さんにもシラミがいて、兄弟にも移り、大変だったという話を聞いたことがあります。
その人のお孫さんは、私立のお嬢様学校に通っていたので、そんな学校でもシラミが発生するんだ!とびっくりしたものです。
でも、それらの話は他人事でした。
まさか、自分の孫にそんなことが起こるなんて思ってもみませんでした。

聞けば、去年も近所の子供にシラミがついて、兄弟全員に移り、男の子は坊主頭にしてしまったそうです。
最初は、お姉ちゃんがもらってきて、その後、まめの同級生の男の子や妹にも移ったようです。
なので、まめの髪にシラミがいると言われ、娘は、すぐにその近所の経験者に電話して、シラミの対策を聞いたようです。
すると、
「病院へ行っても、何をしてくれるわけではなく、市販のシラミ用のシャンプーを使うように言われただけだから、病院へ行くのは意味ない」
と言われたそうです。
それで、娘は、すぐにそのシラミ用のシャンプーを買って帰ってきました。

まめが美容院の間、ツブは、私の家で留守番していたので、娘からのシラミの電話で、私は、すぐにツブの髪の毛を見たのですが、私にはわかりませんでした。
私も戦後間もなく生まれましたが、シラミは見たことがありません。
シラミというくらいだから、白くて、植物につくコナジラミみたいなものかと思いましたが、ネットで調べたら、成虫は、茶色いような色をしていました。
卵は白っぽいみたいです。
何回も見たのですが、ツブの髪の中にはなさそうに思いました。

娘とまめが帰ってきて、娘はすぐにまめの頭の中のシラミを探し始めました。
私は、恐る恐るシラミがどんな虫なのか見ていました。
すると、娘が
「いた!動いている!」
と言います。
「どれ、どれ?」
と私が覗いても、よくわかりません。
「これ、これよ!」
と娘が言うのですが、よくわからずでした。
娘はすぐにガムテープでその成虫を取りました。
その後、よく見ると、卵が何個かありました。
私も老眼鏡をかけて、見て見ると、1ミリあるかないかくらいの大きさの卵が見つかりました。
娘が見つけた卵を私が髪の毛ごと切って、ガムテープに取りました。
「ここにあるのがわかる?」
と娘に言われ
「何とか・・・」
そんな会話を繰り返しながら、ずいぶん時間をかけて二人で見て、8個くらい卵があったように思います。
成虫は、1匹だけでした。
その後、帰ってから、シラミ用のシャンプーで洗ったようです。
一日おきにそのシャンプーで洗髪し、それを3~4回繰り返せば、根絶できるようです。
娘が見ても、ツブにはいなかったようです。
それでも、家族中、そのシャンプーで洗髪し、今後一週間、全員が一日おきにそのシャンプーを使うつもりだと言っていました。

娘はすぐに学校に電話したそうです。
感染源はわかりませんが、学校が一番考えられます。
担任に、
「最近、マット運動をしませんでしたか?」
と聞くと、
「先週やりました」
と言われたそうです。
一番考えられるのは、そのマット運動かなと思いましたが、確証はありません。
娘は、学校では対策はしないのか?と聞いたそうですが、担任は特に何もないようなことを言うので、学校で対策してくれなければ、ウチの子供が完璧に駆除できても、また移る可能性があるので困るという話をしたところ、教護の先生と相談して、連絡しますという返事。
少ししてから、担任から電話があり、シラミが発生したため、それぞれの子供のチェックするよう手紙を出してくれることになったそうです。
学校もそれほど対策はしないようです。
蔓延しているということではないからかもしれません。
学校の対応はそんな感じなので、それで登校禁止になることも、ないようです。
今は、シラミは、風邪が移ったくらいの感覚だそうです。
学校は、プールが始まるので、それに対しては、医師の許可を要求していますが、それも形だけ欲しいんだろうと思います。
医師の許可と言っても、シラミを感知する機械があるわけでもなく、医師がちょっと頭の中を見て許可を出すくらいなら、親が、しっかり見て、確認したほうがよほど確実だと思います。

娘はツブの幼稚園にも連絡したそうです。
ツブに移ってはいないけれど、兄にシラミがいたので、登園はどうですか?と。
すると、幼稚園では、病院へ行ったかどうか聞いてきたそうです。
それで、娘は、「病院へ行っても何をするわけでもないと聞いたので、特に行っていない」と返事をすると、あまりはっきりしない返事。
何となく雰囲気を感じたので、娘は、
「それでは、ツブは幼稚園はお休みさせましょうか?」
と言うと、
「ちょっと待ってください。」
と言われ、ほかの先生たちと相談したのだと思いますが、
「ツブ君にいないというなら、登園させてください。こちらも、他の子と頭の接触をしないように注意してみます」
と言う事で、ツブも普通に登園したそうです。

シラミは一回に5~8個くらい卵を産むそうです。
なので、まめは、どこかで移ってきた1匹のシラミが卵を産んだところで、美容院の人に見つけてもらったと考えられます。
早めに見つけてもらって良かったと話ました。
それにしても、美容院の人は若いのに、よくシラミに気づいたなと思いましたが、聞けば、結構子供の髪に多いそうです。
たぶん、私が、まめの頭の中を見ることがあっても、シラミや卵はわからなかったと思います。

成虫は、シャンプーですぐに死ぬらしく、二日おきにそのシャンプーを使えば、見落とした卵が孵っても、死ぬらしい。
後は、毎日シーツや枕カバーを洗うことと、寝具周りを念入りに掃除機をかけることが対策のようです。
ただ、入梅で、シーツなどが乾かず、それが悩みの種のようです。
孫たちが、私の家に来て、ゴロゴロしたりするので、勘九郎とはなに移ったら困るなと思いましたが、季節柄、2匹ともノミ・ダニの薬をつけているので、大丈夫なようです。

それにしても、いまどきシラミ?と思いましたが、学校も体操マットの消毒をするとか、何か対策して欲しいなと思いました。

一難去ってまた一難。
これで、我が家の騒動は終わって欲しいなと思っています。


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