はーちゃんの気晴らし日記

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クマの鼻

2005年08月03日 | クマ
クマの鼻はすごい。
思いがけない力を持っている。



臭いが鋭いだけではなくて、力持ち(?)だ。
一番活躍するのは、戸を開ける時。
押して開ける扉なら開けられるのはわかるけれど、横に開く戸も開けてしまう。

クマは、私たち人間がいるときには、とても良い子だ。
食べ物があっても絶対に手をつける事はない。
でも、一旦、誰もいなくなったときには、ここぞとばかりに狙う。

以前は決してそんなことはなかったのに

2年半前に義母がくも膜下出血で突然倒れ、亡くなった。
それから私たちの生活はがらっと変わってしまった。
それまでは、毎日義母が家にいたため家が留守になることはなかったけれど、義母が倒れてからは、昼夜となく私たちは病院に行く事になり、家も留守にすることが多くなった。
今まで、食べ物が部屋に出ていても、決して盗み食いなどすることはなかったクマだったけれど、昼間でも家に誰もいないことがわかったらしく、ある日、テーブルの上に乗せてあったお菓子を食べてしまった。
テーブルに飛び乗って食べたと思う。
それをきっかけにクマは誰もいないと盗み食いをするという油断のならない犬になってしまった。

そんなわけで、私たちは夜寝るときは必ず台所の戸を全部閉めてクマが入れないようにして寝る。
そうでないと、夜中にこっそり台所に入って、食べ物を探して盗み食いをしてしまうからだ。
たまにうっかり戸を閉めておくのを忘れてしまって、盗み食いされたことが、何回かあった。

先日、明け方トイレに行きたくなって目が覚めた。
そのとき台所の戸がほんの少し開いているのに気づいていたけれど、私は特に気に止めなかった。
そしてその後、また一眠りした。
翌朝起きると、台所の戸がトイレに行った時より多く開いていた。
あれ?と思って部屋に入ると、お菓子の袋があちこちに散らばっていた。
クマだ!
あんなちいさな隙間も鼻でこじ開けるというのがわかった。
まったく油断もすきもあったもんじゃない。
ピッタリ閉まったアコーディオンカーテンも鼻でグイッと押して開ける。
勘九郎のいたずらも油断できないけれど、クマの盗み食いも油断できない。


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