先日、昨年まで勤務していた会社の経理と会いました。
以前から何度か電話があり、春からまた職場に復帰して欲しいという話がありました。
「もう、働く気はないの・・・」
と返事をしていたのですが、
「とにかく考えておいて!」
と言われていました。
何度か電話があったので、会ってはっきり断ろうと思い、出かけて行きました。
在職中も経理の女性のことは、何度も記事にしているので、かなり強烈な個性の持ち主というのは、おわかりだと思います。
確かにずっと一緒にいると、目に付くことも多く、感じることも多いのですが、根は悪い人ではなく、気の良いところもあります。
もっとも、そうでなければ、彼女が入社してきてから私が退職するまでの16年間という長い間、一緒に仕事はできません。
それで、
「たまには一緒に食事をしましょう」
と、私の方で提案しました。
私が退職の意向を話してから、実際に退職できるまで2年近くかかりました。
なかなか「うん」と言ってもらえなかったので、これ幸いとばかりに白内障の手術の話を持ち出しました。
「手術後も当分働けないと思うので、その間、私の席が空白になるのは、会社にとっても良いこととは思えないので、代わりの人を雇ったほうが良いと思う」
と話をしたことで、やっと退職の了解を得ました。
この年になっても引き止められるのは有難いことかもしれませんが、仕事を辞めたいという気持ちが強かったので、長年お世話になった会社だし、強引に辞めて、後味の悪さを残したくないと思いました。
目の手術を理由に辞めたので、すっかり目の調子が戻り、多少視力は落ちたものの、快適な生活を取り戻した私に
「もう、目の調子が良くなったなら、働けるでしょう?」
という訳です。
でも、私が辞めたかった本当の理由は、会社の人間関係だったり、雰囲気だったりです。
もちろん待遇もあります。
とにかくストレスが多すぎました。
今はそれらから開放されて、精神的にとても安定した日々を過ごしています。
なので、目が治ったから職場に復帰して欲しいと言われても、「うん」というわけには行きません。
仕事自体は好きな仕事なので、全く問題ないのですが、またあの会社の事務所で、あの人間関係を続ける気にはなれません。
それを想像するだけでも憂鬱になります。
でも、露骨にそれを言うのも憚られます。
しかも、私の後任者が、「辞める」という意向を示したわけでもなく、会社が勝手にそう言っているだけのようです。
”面接の時と話が違うから、後任者をクビにして、代わりに私に戻って欲しい”
それも私には、引っかかるものがあります。
とにかく職場復帰できない理由を探さなければなりません。
そこで、良い理由が見つかりました。
足です。
現在、主人は私が仕事を辞めたため、車で職場に通っています。
それで、
「主人も仕事を始めて、車で通勤しているため、私には足がない」
と言いました。
実際は、主人の勤務先は、電車通勤が出来ないわけでもなく、私が在職中は、電車通勤をしていました。
なので、私が車を使うといえば、主人はそれでも大丈夫なのですが、でも、”足がない”という理由が一番だと思いました。
私の以前の会社は、公共の交通機関が少ない場所で、車やバイクがなければ、通勤できません。
なので、”足がない”というのは、格好な理由でした。
食事をしながら、お互いの近況報告をし、職場復帰の話になったとき、”足”のことを話しました。
「だから、通えないの。」
と私は、言いました。
「私が送り迎えするわ」
と経理の女性は、言っていましたが、長い間のことです、現実的には、そんなことができるはずもありません。
それで、彼女もあきらめたようです。
「仕方ないわ。ご主人が働き出したなら、その方が良いものね。社長には、そう話すわ。」
と言っていました。
ほっとしました。
彼女の独特の性格ですから、もしかしたら、話が決裂して喧嘩別れになってしまうかもしれなという覚悟で出かけましたが、円満に話がつきました。
ずっと、心にのしかかって、どう断ろうかと憂鬱になっていたのですが、一気に気持ちが明るくなりました。
今後も、二度とこの話が持ち出されないことを心から願っています。
以前から何度か電話があり、春からまた職場に復帰して欲しいという話がありました。
「もう、働く気はないの・・・」
と返事をしていたのですが、
「とにかく考えておいて!」
と言われていました。
何度か電話があったので、会ってはっきり断ろうと思い、出かけて行きました。
在職中も経理の女性のことは、何度も記事にしているので、かなり強烈な個性の持ち主というのは、おわかりだと思います。
確かにずっと一緒にいると、目に付くことも多く、感じることも多いのですが、根は悪い人ではなく、気の良いところもあります。
もっとも、そうでなければ、彼女が入社してきてから私が退職するまでの16年間という長い間、一緒に仕事はできません。
それで、
「たまには一緒に食事をしましょう」
と、私の方で提案しました。
私が退職の意向を話してから、実際に退職できるまで2年近くかかりました。
なかなか「うん」と言ってもらえなかったので、これ幸いとばかりに白内障の手術の話を持ち出しました。
「手術後も当分働けないと思うので、その間、私の席が空白になるのは、会社にとっても良いこととは思えないので、代わりの人を雇ったほうが良いと思う」
と話をしたことで、やっと退職の了解を得ました。
この年になっても引き止められるのは有難いことかもしれませんが、仕事を辞めたいという気持ちが強かったので、長年お世話になった会社だし、強引に辞めて、後味の悪さを残したくないと思いました。
目の手術を理由に辞めたので、すっかり目の調子が戻り、多少視力は落ちたものの、快適な生活を取り戻した私に
「もう、目の調子が良くなったなら、働けるでしょう?」
という訳です。
でも、私が辞めたかった本当の理由は、会社の人間関係だったり、雰囲気だったりです。
もちろん待遇もあります。
とにかくストレスが多すぎました。
今はそれらから開放されて、精神的にとても安定した日々を過ごしています。
なので、目が治ったから職場に復帰して欲しいと言われても、「うん」というわけには行きません。
仕事自体は好きな仕事なので、全く問題ないのですが、またあの会社の事務所で、あの人間関係を続ける気にはなれません。
それを想像するだけでも憂鬱になります。
でも、露骨にそれを言うのも憚られます。
しかも、私の後任者が、「辞める」という意向を示したわけでもなく、会社が勝手にそう言っているだけのようです。
”面接の時と話が違うから、後任者をクビにして、代わりに私に戻って欲しい”
それも私には、引っかかるものがあります。
とにかく職場復帰できない理由を探さなければなりません。
そこで、良い理由が見つかりました。
足です。
現在、主人は私が仕事を辞めたため、車で職場に通っています。
それで、
「主人も仕事を始めて、車で通勤しているため、私には足がない」
と言いました。
実際は、主人の勤務先は、電車通勤が出来ないわけでもなく、私が在職中は、電車通勤をしていました。
なので、私が車を使うといえば、主人はそれでも大丈夫なのですが、でも、”足がない”という理由が一番だと思いました。
私の以前の会社は、公共の交通機関が少ない場所で、車やバイクがなければ、通勤できません。
なので、”足がない”というのは、格好な理由でした。
食事をしながら、お互いの近況報告をし、職場復帰の話になったとき、”足”のことを話しました。
「だから、通えないの。」
と私は、言いました。
「私が送り迎えするわ」
と経理の女性は、言っていましたが、長い間のことです、現実的には、そんなことができるはずもありません。
それで、彼女もあきらめたようです。
「仕方ないわ。ご主人が働き出したなら、その方が良いものね。社長には、そう話すわ。」
と言っていました。
ほっとしました。
彼女の独特の性格ですから、もしかしたら、話が決裂して喧嘩別れになってしまうかもしれなという覚悟で出かけましたが、円満に話がつきました。
ずっと、心にのしかかって、どう断ろうかと憂鬱になっていたのですが、一気に気持ちが明るくなりました。
今後も、二度とこの話が持ち出されないことを心から願っています。