はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

かしわでを打つ人

2015年06月05日 | 出来事
毎朝のウォーキングは、何とか続いています。

今朝、いつものようにいつものコースを歩いていると、後ろから、パーン、パーン、パーンという大きな音がしました。
先日、飛翔弾が飛ばされたすぐ近くだったので、ぎょっとして振り向きました。
すると、背中にリュックを背負った老人が、かしわでを打っているところでした。
「パン、パン、パン!」
早朝なので、人の姿はなく、車も通っていない静かな町に響き渡るような大きな音でした。
何を拝んでいるんだろうと思いましたが、その老人が向いている方向から、たぶん、朝日を見て、かしわでを打っているんだろうと思いました。

そういえば、私の母も、
「朝日に手を合わせる」
と言っていました。
特に宗教を信じていたわけではない母でしたが、何かにつけて手を合わせるようなところがありました。
そして、朝日に対しては、特に心を込めて手を合わせていたようです。

家に帰ってから、そんな話を主人にしたら、主人の散歩コースで出会う男性は、大山に向かって、かしわでを打っているとのことでした。
大山とは、私の家から見える丹沢の大山です。

三角の山が大山です。


「大山信仰」という言葉があるように、古くから庶民の山岳信仰の対象とされた大山なので、なるほど・・・と思いました。

少し前にも書きましたが、私もウォーキング中に通る道祖神の前で、手を合わせます。
そして、心の中で、
「ツブが楽しく学校へ行けますように」
とお願いします。
そして、氏神さまでは、境内の中に入り、祠の前に行って、二拝二拍手一拝をして、息子の事をお願いしてきます。
その時は、あまり音が出ないように、そうっとかしわでを打ちます。
私以外、誰もいませんが、静まり返った神社の境内で、音を立てるのは恥ずかしいです。
それに、あまり信心深くもなく困った時だけの神頼みの私なので、目立たないように、こそっとお願いして通ります。

今朝の老人のような派手なかしわでは、私には、ちょっと無理だなと思います。



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