息子の若い頃

先日、外出時に立ち寄ったコンビニにこんな写真がありました。



今、テレビなどでもたくさんＣＭが流れている『るろうに剣心』のポスターです。

この写真が、息子の若い頃にとてもよく似ているんです。
一緒にいた娘に
「これ、お兄ちゃんの若い頃に似てない？」
と言うと、
「うん、似てる。お兄ちゃんがもう少し目が大きかったら、こんな感じだったよね。」
と言います。
主人にも「似てない？」と聞いてみたら、やはり主人も似ていると言っていました。

るろうに剣心のポスターは色々あるらしく、さまざまなポーズの写真を見かけます。
正面からの物、真横からの物など、色々あるのですが、他のものは、似ていません。
でも、このポスターはホントによく似てる！
顔の輪郭、鼻、口、あご、びっくりするくらいです。
息子の目は細くて切れ長の目をしているので、この角度からだとよく似てきます。

くれぐれも誤解のないように書きますが、息子は佐藤健には、全然似てないんですよ。

２０歳くらいのとき、ビジュアル系のミュージシャンを目指していた息子は、髪をこんな風に長く伸ばして、こんな風に後ろで結んでいました。
自主制作でＣＤを出したりしていましたが、ライブハウスで演奏するくらいで、特に営業活動をするわけでもなく、ミュージシャンになるのは、夢だけで終わりました。
私が終わらせてしまったような部分もあるのですが。

今でも娘や娘のダンナは、車の中で息子のＣＤを聞いたりするそうです。
たまにまめたろうから、
「おいちゃんの歌が聞きたい。」
とリクエストがあるんだそうです。

ミュージシャンとしてデビューしたい人は星の数ほどいます。
その中でもラッキーな人は数少なく、息子もコネがあれば、もう少し違った人生だったのかもしれないと思ったりします。

今では、ネトゲオタと化し、月に一度くらいのペースで飲み会に出かけるくらいで、仕事以外はほとんど家でネットゲームをしています。
今日は休みだったらしく、朝、リビングにやってきて、
「会社の近くのセブンが今日開店だから、行ってみようかな？」
と言います。
「休みなのに、わざわざセブンの開店で会社の近くまで行くの？」
とあきれて言うと、
「そんな風に言われるならやめるよ。どうしても、開店の様子が見たいってわけじゃないから。」
と言って、自分の部屋に入っていきました。

何を考えているのかよくわかりません。
以前は、「息子の世話にはならない！」と固く思っていたのですが、最近は、頼らざるを得ないのかなぁなんて思います。

「老後の面倒は看てくれるのかなぁ・・・」
とつぶやいてみました。