私のことを
どれほど
好きだとしても
貴方はきっと
私に好きと言うことは
なかったと思う
私にしても
貴方のことが
どれだけ
好きだとしても
「好き」
と口に出して
貴方に言う勇気が
なかった
もう少し
お互いを
知る時間が
もう少し
お互いの
距離を
縮める時間が
あったなら
もっと
簡単に
私たちは
互いの本当の
想いを
口に出せていたのかも
しれない
そんな
想い出も
時間と共に薄れていく
苦しさが
薄れるのは嬉しいけれど
貴方のことを
忘れてしまうのを
寂しく感じてしまうのは
冬が近づいてきている
季節のせい
この街にも
もうすぐ
初雪の便りが
やってくる……
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