誰に聞いてみても
誰から見ても
あの時の貴方の
「俺のことどう思う?」
という言葉は
お互いに好意を持っていると
認識した上での
言葉らしい
なのに私は
自分に
自信がなかったから
貴方に好かれる自信も
貴方を好きでいていい自信も
何もかもなかったから
結果的に
貴方を振ってしまうような
そんな言葉しか
言えなかった
友達でもない
ただの先輩でもない
お兄さんでもない
ひとりの異性として
貴方のことが
好きだったのに
貴方も
私をただの後輩とか
妹みたいな存在とは
思っていなかったのなら
私たちは
あと一歩のところで
お互いがお互いの
大事な存在になれたのに
貴方のこと
好きな気持ちと
幸せになって欲しい気持ちで
揺れてる私
貴方がいいのに
貴方じゃなければ
ダメなのに
ただ一言
「好きです」
と言えたなら
こんなに
永く気持ちを募らせず
済んだのに
後悔しても
後悔しきれない
今でも
貴方が好きな気持ち
消せないから
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