人間関係は
何処に行っても
切れないもの
嫌いな人
苦手な人と
無理に合わせる必要はない
適当に距離を置きながら
付き合っていけるのが
大人社会
それすら出来ないのが
義務教育に縛られた子供社会
小さな頃
同級生が
自らの命を失ったことがある
思春期真っ只中の
私は
ショックで
涙が枯れるくらい
泣いた
今にして思う
その友人は
もっとかなりデリケートな
人間関係を強いられる場所で
悩みを抱えていたのかもしれない
彼女がこの世を去る
数日前に
ばったり偶然を装ったかのように
声をかけてくれた
あの日が
最後の日になるなんて……
暫くは
自責の念に駆られた
何も出来なかった
そういう思いで
胸を締め付けられることが
多々あった
辛いこと
悲しいこと
そこから
手っ取り早く逃げるのは
間違いではないけれど
誰かが逃げてしまった
悲しみ
苦しみという感情は
あとに残った人が
請け負う羽目になること
それだけは
忘れないで欲しいと
思う
もしも
心の底から
大切に想う人が
いるのなら
家族ではなく
友達でも
恋人でもいい
そういう存在の人が
いるのなら
簡単に
命を絶っては
いけないんじゃないかなと……
せめて
ひと花くらい
咲かせてみせる
そんなつもりで
生きて欲しい
真面目過ぎて
頭が良くて
感受性の強い
そんなタイプの人に
そう伝えたい
雨……
キミも泣いてるのかな……
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