一句鑑賞

らつきょう、食べてますか?

先日くらいから、辣韮(らつきょう)ストアに並び始めました。

あ、瓶詰とか真空包装とかでなくて、掘り上げたもので土も付いているものです。いわゆるらっきょう。

歳時記では6~7月に掘り上げて塩漬けや甘酢漬けにして食べる。とあります。

一昨年、洗ってあるものを購入して甘酢に漬けました!食べたのですがまあまあでした。でも家族は食べません(-_-;)それから漬けてみようとは思いません、需要が無いのですからね(-_-;)

例句には・・・

辣韮の無垢の白より立つにほひ   文挟夫佐恵

らつきょうの白きひかりを漬けにけり   大石悦子

辣韮漬け愚かな母で通しけり   中野あぐり

砂熱く太陽熱く辣韮掘る   清水諒子

と4句載っていました。全員女性のようです。

やはり台所俳句?などと言われていた時代の句でしょうか?

否、そうは思いませんね。

俳句は物を見つめてできるもの、ラッキョウという一物をしっかりと見つめている句ばかりですね。

とくに砂熱くの句は、働く女性の強さをこれでもかと感じます。愚かな母といいながら自らの仕事に大いなる自信を感じます。ラッキョウは漬けられる時は正に無垢の状態で、その白は美しいですね・・・・これは女性の美しさに通じます。

らつきようにあらば頭をこすり合ひ

といったところで

昨年6月の一枚です。雲の峰とはまだまだ盛り上がりが足りませんが、夏の雲ですね。

熱くなります、砂も草もなにもかも。

コメント一覧

haiku_yu-me 一句
takatuwabuki さん
コメント有難うございます。

お母様は大正元年お生まれとか、私の母は大正9年生まれで98で亡くなりました。とくに何がいいとかは言っておりませんでしたが、この年代の人は強いと言われますね。
母も見事な一生だと思っております。
嬉しいコメントを有難うございます。

ラッキョウなど土の力を感じさせる植物は体にいいのでしょうね。
takatuwabuki
大正元年生まれの母は、享年百歳で亡くなりましたが
ラッキョウを一日3粒食べるる様にと口癖でした
今は 5粒と聞き及びます
家で作れば 好みの味で結構ですよね
ブログ訪問有難うございました。
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