哲学本のお次は、なんと「壁もの」でございます♪
なんて大きな振り幅なんでしょうか(^^)
でも、この感じが私ならではなんだと、あきらめています(笑)
こちらは、地元JR駅が建て替えられて出来た、カフェの壁面なのです。
この新しいピッカピカの壁の「時計」の周りに、地元の春の花々と
おいしい食材を散りばめてほしい☆というオーダーでした。
レイアウトも、原画を描く時に決めていましたが
現場で貼付ける際に、オーダー主さまが、最後までしっかり見て決めていただきました♪
画材は、オイルパステル(カランダッシュ)で
このタッチは食材を描く時に、よく使っていたタッチでして
久しぶりに、おもいっきり描けて楽しかったです!!!
描いている時に意識したのは
「これは印刷用ではなく、そのまんまの色を見ていただくものよん」ということ。
手描きイラストレーターの皆様の多くは、たぶんそうだと思うんですが
印刷での発色が良いように『計算』入りますよね(ちがいますか?)
その習慣がおそろしく身に染みていることに気づきました。。。
「いやいや、直接目で観てイイ感じにするんだよ〜」と、感覚を素に戻しながら描くのが
私にとっては新鮮で新鮮で!開放感ありました(^^)
高さが有るので、目の高さに近いところはマイルドに、高いところはちょっと強めに描いています。
大雪山の青空は、本当はもっと明るいトーンのを予定していましたが
私の感覚が「!」と、「それ違う!」という指令がどこからか降りて来て(笑)
この濃いめの「161番」になったのでした。
先日の、山口晃氏のDOMMUNE(面白かったなぁ!)で、出てましたが
「言葉で描くところと、そうじゃないところで描くのがある」の「そうじゃない」ほうは
こういうことなんじゃないかなーって、私は解釈しております。
素の自分のこういった感覚って、やっぱり大事にしなくちゃですね。
理屈じゃないところって、こんな普段のお仕事のなかにも、しっかりとあるなぁと実感したのでした。
にしても、161番のストックがその一本しかなかったので
アセリました!足りてくれてありがとう♪
手が勝手に、選んでいたのよね〜(今でも不思議)☆