2009年 07月 06日
で、小杉武久さんのコンサートひとつ目。
昨年の横浜トリエンナーレ・赤レンガぶりです。
パンフレットを頂いた時に(←いつもありがとうございます!)
確かに今までの50年を振り返ると言っても
小杉さんご自身が、作品をお一人で演奏するのもステキですが、
即興の音楽家としてはちょっと違うのかも?と正直思いました。ので、
この豪華ゲストが演奏する事に、何の違和感もなかったし
実際にコンサート観て聴いて、なんて自然なこと♪
そのママなぞる事なんか野暮なこたぁなくって(当然)
ゲストさんが作品感を忠実に演奏しつつ、それでいてご本人の「にほい」が
すこーし出ていたのが、とても面白かったですねー
絶対に作品壊さないで、添いつつ「にほい」出すって、とても難しいと思う。
意図的? それともどうしても出る何か?
たとえば、倉地久美夫さんのライブでも組む人によって
これが出来る人と、そうでない人で自分の好みがクッキリ別れますね。
音って残酷だなー(^^;)
さて、音そのものは言葉で説明は私にはムリです(涙)記憶スケッチでも。
ご登場される時、音だけ先に鳴り響いてても小杉さんのお姿は無く。
私がもしや!と後ろを振り替えって「ニンマリ」したら
後ろのお客様がそろって、振り返ってたのがキレイでしたね。
ご登場はエスカレーターの上から♪
「Walking」という作品で、あのギコギコ、キュオォォ〜という音と
小杉さんの歩み方と、カサみたいな竹棒の形がオモシロすぎ。
小学生でも楽しいと思う。
(以前、藤本由紀夫氏との水戸芸で子供向けのコンサートもやってました)
藤本由起夫さんへと続き、ただただうっとり。きめが細かい音で。
小杉さんの次に大好きなお方です。
10年くらい前の宇都宮美術館で一目&一聴ボレ。
「Spectra」では、ボアダムスのEYEさん(おしりのEは左右反転)登場。
フラメンコのBGMを聞きつつ、演奏に反映しつつの作品で
なんと声のパートを!
テーブルの左に和泉希洋志さん、センターにEYEさん、右に小杉さん。
この並び新鮮!!
本当は目をつむって聴いた方が「音」が見えて来る楽しさがあるのですが、
今回はムリ(笑)
「Mano-Dharma」でも、和泉さんとEYEさんが上の階で「音の釣り」状態なのが
ゆるゆるで和みます、癒されます。なんか忘れてましたこの感じ。あー
小杉さんの生音聴いて早10年。楽しいって思うことって
あんまり変んないものなのかな(^^)