(ご注意ください)
当記事の2つのケースは報道や仕事での経験をもとに創作した完全なフィクションです。特定の企業をイメージしたものではありません。また、リアリティも保証しませんので、悪しからずご了承ください。
A社のケース
代表取締役社長の鈴木社長。大卒求人をハローワークに出して一ヶ月が経った。
「うちは製品には自信があるけど知名度が低いからな。ハローワークに勧められて大卒求人出してみたけど、うまくいくかな。
経理とか任せてる部長が55歳になってそろそろ部長の後を任せられる人を育てていきたいな。
先週ハローワークから連絡があって一人面接が決まったけど、面接には俺と部長と経理の女性社員に入ってもらおう。
面接自体久しぶりだから俺自身が緊張するな。俺の営業のアポを1日遅らせて設定した面接だからできればいい人が来てほしいな。」
B社のケース
人事課主任の佐藤主任。エントリーシート締切が経過し、リクルター面接に進む応募者の選考を進めている。
「うちは知名度もあるし、ウェブでのエントリーシート1500件超えてるよ。人事課以外のリクルーター必死に集めて160人分の面接確保できたけど絞り込まないといけないな。
採用要件を定義して機械的に160人絞り込んだけどこれからサンプリングで正しく作動してるかチェックして、その後160人のエントリーシート手分けしてチェックしないといけないな。
前年営業第3係の前田係長がとんでもない人を進ませたっていって社内大揉めになったからな。2年連続そういったことが起きたら大変だよ。
とはいえ、エントリーシートだけで正確に除外するっていうのはそんな簡単じゃないんだけどなぁ。」
以上2つのケースを想像、創作してみました。私がわざわざ採用担当者のフィクションを創作したのは、採用担当者の立場・思いを想像してみることで見えてくることがあるのではとの考えからです。
ただし、採用担当者の都合を第一優先にせよと主張するものではありません。大学生の方の都合や思いを優先させ、伝えるのは大切だと思っています。その上で、採用担当者の立場も理解していると採用担当者とのコミュニケーションも円滑に進みやすくなりますよといった提案と受け取っていただければと思います。