頼る優先順位の目安の話です。
原則を申し上げます。
求人が出ている媒体(サイト)、機関(の人)に頼れるか考えて、優先的に頼った方がいいと思います。なぜなら、そういったサイト、機関に企業の情報が集まってくるからです。
以下各論的な話です。
①応募したい企業が決まっていれば、企業ホームページの採用情報のページをチェック。
「採用マイページを作ってエントリーしてください」と記載されていたり、「応募希望者の方は求人広告サイトにてエントリーしてください」と記載されていたりすると思います。
前者は自社で直接募集しているパターン、後者は求人広告サイトに求人を出しているパターンです。
前者だと採用マイページに情報(インターン情報、企業説明会情報、採用スケジュール情報など)が集約されていると思いますので、当該マイページの情報を優先的にチェックしてください。
後者だと、求人広告サイトにまず情報が集まると思いますので、求人広告サイトに登録して、当該サイトの情報を優先的にチェックしてください。
複数社応募だとサイト登録しまくりで混乱するという事態は考えられますが、やむを得ないかなと思います。企業の採用活動の自由度が高いことと企業ごと採用活動の方針が違うことに起因する事態なので現状やむを得ないと思います。
②応募したい企業が決まっていない場合は、人によって意見が分かれると思います。
私は以下のような優先順位で頼ってみるといいかなと思います。
まず、大学の就職課(キャリアセンター)に頼ってみるといいと思います。各大学のキャリアセンターは卒業生、修了生を在学中支援し、卒業生、修了生の進路情報を収集している機関です。だから、先輩の具体例に沿ったサポートが期待できます。
応募企業を決めかねている状態なので、悩みがある状態かと思います。そして、その悩みは個々人色々だと思います。就職に踏み出せません、大学院進学と迷っています、この業界とこの業界で迷っていますなどなど。
こんなことで相談していいかなと思わず、悩みをそのままキャリアセンターにぶつけていいと思います。悩みにもあなたらしさが現れてくると思いますので、それが応募企業選定など就職活動の糸口になると考えるからです。
とはいってもいろんな事情で大学には頼りづらいということもあると思います。頼ってみたけど…ということもあると思います。
次に頼ってみるといいと思うのはハローワークです。ハローワークは国の職業紹介機関で、大学卒業予定者の求人以外を含めると求人数は最多だと思います。そして、ハローワークは全世代、色々な境遇の人の様々なケースに対応しています。なので、組織として就職活動支援の経験値が高いと考えています。
先輩の具体例に沿ったサポートは期待できないとは思いますが、就職活動の妨げになる問題を一つ一つ解決していくといったサポートは期待できると思います。
③就職活動の段階ごとに頼る機関の使い分けができそうなタイプの人は、使い分けることを考えるのもいいと思います。例えば、応募企業の選定には大学のキャリアセンターで相談して、選定後は求人広告サイト主催のインターン、説明会に参加するなど求人広告サイトに軸足をシフトしていくのもありだと思います。
逆に、そういった器用な使い分けが得意でなく、腰を据えた一貫したサポートを受けた方がいいと思う人はキャリアセンターに伴走してもらう(キャリアセンターを使い続ける)というのもありだと思います。