新しい 時が来ました
生涯 一伝道師のわたし
賀川豊彦 内村鑑三を
見上げていましたが
もはや そんな時は
過ぎ去りました
私が 賀川にならなくては
私が 内村にならなくては
もちろん 不足です
しかし 再臨のキリストがいます
救世 救民
意気高らかです
私は 貧しいアパートに
少年時代を 過ごした
大きな アパートで大勢 住人がいた
家の右隣は ２号さんとその家族
左隣りは やくざと その美しいお嫁さん
その 女の人によく お使いを頼まれた
嬉しかったのである
お駄賃を くれる
さらに アパートの奥には 耳が聞こえない人
片親の子が 多かった
トンちゃんの家も 片親だったかもしれない
私の家は 父が遊びほうけていて 母子家庭の
ようなものだった
こんな 人々の中 トンちゃんは優しかった
小学５年生であった
私達 低学年を 集め 遊ぶのである
箪笥長持ち どの子がほしい
や
カゴメ カゴメ
そのほか 皆でてをとりあって
日が暮れるまで 遊ぶのであった
仁徳というのは 歳ではないのであります
そして いつかトンちゃんは 引っ越していきました
さみしかった
浄土真宗はかつて
一向一揆という活動をしていた
其のうち 長島という 伊勢の地にある
一揆は 織田信長により 生きながら
焼かれて 死んでいった
その後 真宗は滅んだかというと
滅びは しなかった
８世 蓮如上人は 大阪の石山に
本願寺を 構えた 後の大阪城になる
ところである
宗門 意気軒高 であった
これも 織田信長によって
滅ぼされた
彼らは 隠れにはならなかった
最後には 時の権力者
徳川家康まで 門徒にしている
この堅固さは なんであろうか
南無阿弥陀仏の旗を 掲げて
焼き殺され 粉砕されていった
武士ではなく 農民であった
天は 庶民のところまで
降りてくださったと 理解している
天を信じ切っていたのではないか
死後の 本懐を 信じて
散っていった
真宗はキリスト教と 非常によく似ている
阿弥陀様と キリストを 入れ替えると
そっくりそのまま キリスト教になる
方や 物語 方や 史実
この 開きは 大きい
然し キリスト教が身近にない彼らが
何を 選べたであろう
親鸞聖人が お父様に出会っていたら
イエス様に 出会っていたら
シックになっていただろう
彼には 自己否定 悔い改めの
思想があり 潔い深い
８世蓮如上人が 教えを 音読させ
文盲の信徒を 導いた
彼が偉大で 信徒が多く導かれたのではない
と思う 天が信徒の ところまで
降りてくださったと 思う
いま サンクチュアリ」は このように
信徒のところに 降りてくださる 神様を見る
弱者救済の お父様である
父母様が勝利された以上
降りてこられるのである
イエス様 が 十字架の勝利の後
真っ先に いかれたところは
ノアの洪水に 流されなくなった 罪びと
の ところである
よほど 重い罪の人々であった
然し 最優先に 彼等のところに
いかれた
我々も これに習わなくてはならない
弱者救済である
罪人 救済である
何に 困窮しているか 様々であろう
いちいち 併せていく
彼らの 親であるのである
いま キリスト教大乗時代を向かえた
と 思うのである
今 新しい 日本史を 考えている
日本史というからには
日本人の歴史である
現存する 歴史書は
日本人の １％の 上層部の人々の
歴史では あるまいか
のこり ９９％の人々は どこに行ったのか
以前 武田邦彦教授の 鎌倉時代から江戸時代
を 武士の時代と ひとくくりにする
歴史観を 紹介した
つまり 農民のほとんどは 鎌倉時代
から 室町時代に変わろうが
日々の生活はたいして 変わらなかった
だから農民にとって 同一時代である
そのように 見ていくと 日本史は 農民史は
鎌倉時代の 新しい宗教の出現に
大いに かかわってくる
大乗仏教である
それまでは 仏教は 庶民と深く関係していない
戒律を 中心とする 仏教は
小乗仏教と呼ばれ
庶民から 遠かった
それを 南無阿弥陀仏と六字名号に
簡略化し 音源とともに 唱えた
したがって 私は 鎌倉時代以降と
以前を 区分する
日本における大乗仏教の始まりである
西暦１２００年ごろが 起点となる
さてキリスト教である 戦国時代
熱心に命がけで 布教された
カトリックの 人々
当時 数十万人の信者がいたらしい
しかし 高山右近など 武士が中心であった
現在の高槻市あたりは 全体が
改宗している
のち 跡形もなく 消滅している
失敗であった
隠れキリシタン として 残ることになる
明治になり 布教は自由になるが
大きな 発展は見ない
何故であろうか
イエスキリストの 素晴らしさは世界を
魅了したのに
なぜ 日本ではこうなのか
韓国を見れば 国民の３分の１は キリスト教徒である
問題は 日本の大乗仏教との
関係に あるのではないだろうか
仏典が難しいので
南無阿弥陀仏に簡略化した
それを もって 日本人は 受け入れた
つまり 大乗日本に 関わらなければ
日本の 復帰は 難しいのではないか