今、ロバート・A・ハインラインの
「未来史シリーズ」を読んでいます。
その中の中編でしょうか?
「爆発のとき」
原子力発電所の職員の話。
地球を吹き飛ばすかも知れない、原子炉を
操作するため、少しでもの誤差が生じないよう
細心の注意の中仕事をするため
操作員はとてつもないストレスにさらされている。
そこで、
操作員2人につき一人の心理監視員がついている。
2人の行動を見ていて、普段と異なる行動をしたとき
すぐに操作員を交代させるためだ。
こんな状態に、監視員の一人が
このままでは、いつ原子炉爆発事故をおこすかしれない
と、原子炉閉鎖を所長に進言する。
しかし、所長は会社幹部、多くの株主にそんなこと
承認させることはできない、と…
昨年の福島原発や、現在の再稼働問題を思い起こさせるが、
この作品、なんと1940年に書かれたもの。
そのため、放射能問題については
作業員が鉛を含んだ遮蔽服は着ているものの
暴走しての放射能漏れなどには一切触れていない、
ただ、とてつもない爆発力を持った爆弾としか描かれていない。
原爆実験での人的被害や
ヒロシマ・ナガサキの悲劇など、知ることもない時代。
原子力発電や、原子力ロケットの推進力など
説明されても意味不明な部分もあるが、
太平洋戦争が始まる前に、こんな作品が書かれていたことに
大変な驚きを感じえません。
こんな国に戦争して勝てるわけがなかった。
ハヤカワSF文庫670
「未来史① デリラと宇宙野郎たち」R・A・ハインライン
「未来史シリーズ」を読んでいます。
その中の中編でしょうか?
「爆発のとき」
原子力発電所の職員の話。
地球を吹き飛ばすかも知れない、原子炉を
操作するため、少しでもの誤差が生じないよう
細心の注意の中仕事をするため
操作員はとてつもないストレスにさらされている。
そこで、
操作員2人につき一人の心理監視員がついている。
2人の行動を見ていて、普段と異なる行動をしたとき
すぐに操作員を交代させるためだ。
こんな状態に、監視員の一人が
このままでは、いつ原子炉爆発事故をおこすかしれない
と、原子炉閉鎖を所長に進言する。
しかし、所長は会社幹部、多くの株主にそんなこと
承認させることはできない、と…
昨年の福島原発や、現在の再稼働問題を思い起こさせるが、
この作品、なんと1940年に書かれたもの。
そのため、放射能問題については
作業員が鉛を含んだ遮蔽服は着ているものの
暴走しての放射能漏れなどには一切触れていない、
ただ、とてつもない爆発力を持った爆弾としか描かれていない。
原爆実験での人的被害や
ヒロシマ・ナガサキの悲劇など、知ることもない時代。
原子力発電や、原子力ロケットの推進力など
説明されても意味不明な部分もあるが、
太平洋戦争が始まる前に、こんな作品が書かれていたことに
大変な驚きを感じえません。
こんな国に戦争して勝てるわけがなかった。
ハヤカワSF文庫670
「未来史① デリラと宇宙野郎たち」R・A・ハインライン
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