「あれっ 俺の入れ歯 どこに置いたかなあ.」
「あんたは いつも てっしゅに乗せて 食卓にのせてるじゃないの.」
「それが見当たらないんだよ..」
「いつかは 来ると想っていたが 呆けるのだけは またごめんよ..」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・め
数日たつも 入れ歯みつからず.
「どこに行ったのかね.俺の入れ歯・」
「あんたの入れ歯騒ぎで私の入れ歯も可笑しくなっていたむから
今日は後藤先生とこ行ってきますからね.あんたも見つからないんだったら
新しく作ってもらったら.」
「そうするか」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひる,歯科病院に行った妻が帰ってきた.
何かそわそわして あっちこち探し回っている.」
「先生は何と言った.元気にしていたか.」
「それがね.私がいまもってる入れ歯はあんたのだって」
「何々どういうことだ.」
「まちがってあんたの入れ歯を私が使っていたらしいの.」
「でも,良くあったものだなあ.おかしかかなかったの.」
『変なかんじはしていたの.」
そして,妻はやっと 自分の入れ歯見つけて,私の入れ歯の所在が
わかった.という珍説.
夫婦も60,年近くいっしょに暮らしていると歯形まで似てくるというのか.
それよりも二人とも鈍感なんだ.後藤先生に顔向けできないよ.
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