ちょっと!おでん鍋タイム

オタッキーで動物好きのおばさんの暴走ブログ
(ハム姉さんは猫まみれ)

台風の日の勉強会報告

2010年09月11日 | 仕事
内容は 第三回HACCP基本概念セミナー…給食関係者が見たらなぁ~んだぁ~って言われるかも

HACCPご存知の無い方はクリック←このことです。




大雨の中 丁度台風が静岡県で熱帯低気圧に変身しちゃった頃かな
ちょっとまじめに聞いてきちゃいました。



静岡ガスの研修センターで一回目は「温度管理と汚染」二回目は基本概念の項目の説明
そして今回簡単に導入できる新調理「クックチル手法」について話してもらいました。

ちょっと面白かったのが 新しい調理法って戦争が絡んでいるって事を改めて感じましたぞ
だって…缶詰は遠征用 圧力鍋は戦地で簡単に調理できたらでナポレオンさんの時代に 出来ちゃったのだよ。

でっ…今回のクックチルの考え方も 戦地で大量に作り人手がかからず安全で安心の
食事提供するにはって…国外に戦争に赴くのに得意なアメリカさんが考えた

実に面白いでしょ


今回驚いたのは 厚労省が推進していた新調理といわれた部類に入っていた
真空調理法が実に危険な調理法だといった話だったのよ。


数年前特別養護老人ホームの増築とユニット化に向けて 既存の厨房も大改修するって時
厨房内の温度など衛生面や地震などの天災時一番早く復旧されるので何がなんでも
オール電化って事にさせてもらったのよ。


でっある先進施設では 真空調理で人手を減らし成功していると聞き幾つかの県外施設に見学に行ってきたのよ。

何か人手のみの削減で 温かさを感じられずレシピも少なくとてもOK出せる状態ではなかったの
そして一番不安だったボツリヌス菌などの謙気性細菌対策
業者に聞いてもうやむやで そんなこと考えたらきりが無いって感じだったし…



結局その調理法が 厚労省が新名調理と一付けていたけど信用できず(一時はやったのよ)導入しなかったのよ。


それでもクックチルなら将来対応可能かと導入出来るようにスチームコンベクションオーブンをいれ
開始することにしたのよ。


基本 フランスのレストランからの発想で長距離列車の食堂にって事からの発想で大量調理の発想は無いのよね。



はい 大正解



低温調理法って言われる真空調理で 本場フランスで食中毒出ているらしいのよ




この世でもメチャ怖いボツリヌスなどの嫌気(酸素の嫌い)菌毒素だしまくっている菌たち
少し前のからしレンコン事件は死者10名以上だったと思った。


根菜類など好きな日本人に 細菌知識の無い人が使用したらっておもうと
しかも真空にする入れ物は使い捨て…エコじゃないのよ。

ちょっと 自分のやっていることが正解だったって 昨日確信したのでちょっと嬉しかったよ


セミナー後の実演会は…電気におされ気味のガス会社の苦しい工夫でした




ガスから電気作るらしい



今厨房施設にガス会社から一押しで提案される涼厨

今までの厨房の「暑い・きつい・危険」というイメージをまったく覆す新しい厨房機器「涼厨(すずちゅう)」。
涼厨(すずちゅう)は機器から出る熱を大幅に削減するので、涼しく安全で快適な作業環境を提供って事で



こんなお湯が煮えたぎっている回転鍋なのに…触ってみても熱くないってデモ




今後ガス会社どうなっていくのでしょうね