花日和 Hana-biyori

アスファルト

先日、有楽町にいい映画を観に行きました。フランス郊外の寂れた団地が舞台で、不思議な出会いを描いた群像劇です。冒頭から日照時間が短ーい感じ。哀愁漂う切ない映画かと思いましたが、意外とウッチャンのコントみたいで笑ってしまったよ(哀愁を漂わせつつね)。

・さえない中年男(自称カメラマン)と疲れた夜勤看護師
・宇宙飛行士と、息子が服役中の奥さん
・母子家庭の少年(たぶん17くらい?)と、かつての主演女優

どの人たちも、出会ったからすぐ深い関係になるわけじゃなく、でも確実に心の交流はあって、という距離感が絶妙ですごくよかったです。善人というのでもないけど、悪人もいないと思える映画でした。「心温まる」という陳腐な表現しかできない自分がもどかしいですが、感動を煽るような過剰な演出は無く、とってもよい塩加減でしたよ。

 公式HPはこちら

個人的には監督の息子さんだという少年がものすごく好みでした。色白黒髪で物憂げなんだけど、別にすれているわけじゃないという。他の人も良かったけど。
母親は一切出てこないんだけど、部屋にちゃんと少年が幼いころの写真が飾ってあって、ちゃんと愛されて育ってる子だなと気付かされました。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「映画」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事