家事をしながら聴いていたら夫に「落語を聞いてるの?」と声をかけられました。つまりそういう雰囲気です。
猫視点で人間を風刺、観察しているときは面白いのですが、苦沙弥先生をはじめとする人間どうしの会話はずっと聞いていると飽きちゃうときがありました。
とはいえ、当時の風物や価値観が垣間見えたり、言語感覚の鋭い辛辣な言い回しに吹き出したりと色々な面白さはありました。
苦沙弥先生の家に泥棒が入ったり、近所の中学生がしょっちゅうボールを庭に入れるので喧嘩腰で苦情を言ったりするエピソードなど、意外と色々繰り広げられてはいましたね。苦沙弥先生が中学生に対してまったく情のない態度(別に意地悪というのじゃなく)を貫いているのが面白かったです。すごい正直に生きてるなこのおじさん、という感じ。
苦沙弥先生とその周辺の男性たちの会話から、当時、猫はもちろん若者や女性、子供がまだホント雑に扱われていた時代だなあと感じました。そういう時代だとわかっているので、別段腹は立ちませんけれども。
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本日の晩ごはん、豚肉と人参ちょっと、大根まるまる一本分の煮物。小松菜のお味噌汁。
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