男子高校が舞台で、合唱祭の前から始まります。秀才の佐条君に、バンドをやっている草壁君が、合唱曲を教えてあげることに。一緒に練習を重ねるうちに二人の距離は縮まり…。
最初の、扇風機がじわーっと動く場面で、もう、おお、と映像への力の入れ具合に感心しました。かなり原作に忠実で、絵はもちろんキャラの台詞まわしや動かしかたなどもかなり寄せていて嬉しくなりました。というか動くし色つきだし声がするし、余計に鮮烈な感じがするくらいでした。
特にバンドのライブシーンは音がしてるほうがやっぱり説得力があって、草壁君のカッコよさが押し出てました。正直、ふだんはそんなにかっこいいと思わないのですが、場面によって急にかっこよくなる瞬間があります。「佐条が一番」というときの顔、いやードキッとしますね反則ですね。
佐条くんも、急に色っぽく可愛くなるし、俳優だったら、急に輝く瞬間!って感じでしょうか。ここぞという時の画面の美しさと来たら、中村明日美子さんご本人が作った映画だと言われても信じてしまいそう。
個人的には「チューしていい?」と聞かれた佐条くんの「…だめ」が、かなり萌えました。ちょっと照れた感じと拗ねてるようなものを含みつつ、でも完全に拒否はしていないという絶妙な声。いやー声優さんすばらしい。
制服とか進路とか、相合い傘の帰り道とか、繊細な葛藤もあり、正しく青春ものだったなと改めて感じました。キラキラしてるぜ若者たちよ。
コメント一覧
スウ
くら
最新の画像もっと見る
最近の「映画」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事